想定する対象者
一般市民
提供する価値・伝えたい事
2006年日本アカデミー賞を独占、大ヒットした映画「フラガール」。
この映画の舞台となった福島県いわき市出身ならではの当時の思い出や炭礦の歴史を迫力たっぷりのいわき弁で語ります。
1960年代後半の斜陽化する炭礦の町:いわき市。
男性中心に動いてきたこの町で、男性の陰に寄り添って生きるしかなかった母たちの世代と異なり、娘たちが自分たちの人生を自ら切り拓くことができるようになったという「社会の変化」「娘たちの成長」を語ります。
内 容
講談で語る「フラガール」
●講談師:神田香織が故郷「福島県いわき市」について語る(前半30分)
福島県いわき市で育った子ども時代に、開設間もない「ハワイアンセンター」に遊びにつれていってもらった思い出。
当時の女性は、炭礦で働くか、結婚を夢見ること以外には人生の展望が見えませんでした。
そんな中、娘たちがダンサーとして、男性社会の支えになるだけではない「自分自身の人生」を切り拓いていく過程。
そして1960年代にいわき市に起こった人々の心の変化やその後の状況を、この町で育ち見てきた自身が語ります。
●講談「フラガール」あらすじ(本編60分)
1960年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭礦が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭礦会社は、地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。
早速、本場ハワイでフラダンスを学んだというダンス講師を東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。
常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)の誕生秘話を、40年の時を超え再現。
すすけて色彩のない炭礦町に、カラフルな60年代ファッションで降り立った勝ち気なダンス講師が、母に猛反対されながらもフラに魅了されていく少女たちに指導。古い体制の中で愚直に働き続ける人、勇気を振り絞って新たな可能性に賭ける人……。時代の荒波にさらされた炭鉱の厳しい日常と、女が自立できる道を初めて知った少女たちの成長が描かれていく。
業務外の講師への取次は対応しておりません。