桧山うめ吉
ひやまうめきち
俗曲師
俗曲師
落語界の俗曲師として活動する傍ら、アメリカやヨーロッパなど海外公演も行い、「うめ吉ワールド」を精力的に展開している。新時代の日本髪三味線アーティストとして独自の存在感を示し、著書『俗曲師うめ吉のニッポンしましょ!』の出版やCD制作など新しい和風エンターテイメントを追求し続けている。
属性 | 音楽・芸術関係者 |
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属性 | 音楽・芸術関係者 |
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講師ジャンル
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文化・教養 | 音楽 |
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桧山うめ吉のプロフィール
■経歴
岡山県倉敷市出身。
国立劇場の寄席囃子研修所で二年間の研修を経て、落語芸術協会に入会。プロのお囃子として活動する傍ら、端唄・俗曲を檜山さくらに師事。
2000年に俗曲師・桧山うめ吉として寄席デビュー。若手俗曲師の出現として注目を集める。寄席のほかに、戦前、戦後の歌謡曲等収録したCDの制作やライブ活動を行い、アメリカをはじめ、ウィーン、パリ、ブレーメン、ルーマニア他、ヨーロッパ各地でも公演。新しい和風エンターテイメントを追求し続けている。
2015年にはNHK 木曜時代劇「まんまこと」におと吉役で出演
CD17枚、DVD2枚、著書『俗曲師うめ吉のニッポンしましょ!』(毎日新聞社)がある。
■俗曲師とはなに?~寄席育ちの俗曲師 うめ吉 ~
俗曲師って何?これは皆さんが抱く素朴な疑問。寄席は主に落語を楽しむライブハウスのようなもの。江戸時代からほとんどこのスタイルは変わっていません。新宿末廣亭をはじめ今日の寄席でも毎日40人近い芸人が登場します。落語の合間に、「色物」といわれる芸人達、太神楽・マジック・ものまね・漫才等が加わります。そして「うめ吉」の様な三味線弾き唄いの芸人も昔から寄席では欠かせない存在なのです。
うめ吉はその中でも三味線を弾きながら戦前の流行歌・都々逸・端唄などのレパートリーを中心にした俗曲師として親しまれています。落語家の間に挟まれ、前後の演目の流れを壊さぬよう、お客様に楽しんでいただく雰囲気づくりに気を配ります。勿論、落語の内容にも精通していなければつとまらない仕事であります。俗曲師の前には下座三味線(おはやし連)として6年間、出囃子を弾いていました。400人もいる落語家の出囃子を全て “そら” で弾けなければならない仕事です。寄席の定席の他にも、地方の落語会など噺家の皆さんと行動を共にしていました。そして俗曲師「うめ吉」として高座の芸人になることが決まったときに、春風亭一門の前座として噺家の見習いを1年間務めました。
現代の日本では失われかけた風情をたっぷり醸し出しながらのお喋りに加え、今日の若い人達がほとんど唄うことの無くなった江戸から昭和にかけての流行歌を、純和風の声質で唄います。そこには、終戦後から今日の間にすっかり姿を消してしまった情緒がうめ吉によってはっきりと目の前に甦るのです。
講演実績
会合名 | 開催時期・地域 | 主催窓口 | 主催担当者の声 |
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経営者交流会 | 2021年11月 | サービス業 | うめ吉さん素敵ですね。本当にお願いして良かったです…. |
業務外の講師への取次は対応しておりません。