提供する価値・伝えたい事
三越のOLから通天閣の歌姫へ。そこには、勘当同然に娘を送り出した父の無言の励ましと、極貧生活を見守り続けた母の愛がある。障害を負っていじめにあった体験や、失恋の話も赤裸々に、人と人との真心の関係や礼儀など、時代を越えた大切なものを語りかけたい。
内 容
<進行例>
■客席からの登場
ドラマ「ふたりっこ」でオーロラ輝子が歌った「夫婦みち(めおとみち)」を歌いながら客席からの登場。
途中、お客様と握手をしたりしながら場を盛り上げていきます。歌のさびの部分で舞台へ。
■講演
・まず自己紹介。
生い立ちに沿っての話をします。生まれながらに先天性脱臼であり、その為に足が弱く、ずっといじめられて 過ごしました。悲しかったです。通学途中に田圃に落とされて抜け出せなくなった時に母が迎えに来てくれま した。高校生の時、好きだった男の子から、コンプレックスだった足の事を、「着物の似合う内股だ」と言わ れてすごく嬉しかったんです。
言葉にはすごい力があると感じました。人の命までも救うほどの力があると信じています。
・高校卒業後
OL時代に大失恋をして、それを慰めるために友達が誘ってくれた盆踊り大会。その時、歌を歌ったのがきっかけで歌手にスカウトされたんです。でも、両親に強く反対され、勘当されて故郷を出てきました。
・歌手を目指して〜母の支えあってこそ
もともと自分からどうしても歌手になりたいと思った訳ではなかったので、レッスンにも身が入らず、どん底の生活が続きました。生活費も無くなり、電気も止められてやむなく母に電話して、父には内緒で助けてもらった事もありました。あの時の母の強い支えがなければ、その後の“叶 麗子”は誕生しなかったんです。
・売れない歌手時代
もうこれで歌手を止めよう、という最後のステージで一生懸命歌ったら、死のうと思っていた一人のおっちゃんに、しわくちゃの千円札をにぎらされたんです。その千円札は今でも大切にとってあります。私のお守りです。
・歌手の道が開けて
ようやく歌手としての道が開けて、人気絶頂の時に母が胃ガンで倒れました。その辛く悲しい時、母と交わした手紙があります。当時の母からの手紙と、その返事として書いた自分の手紙を読み上げ、講演の最後を締めくくります。
■フィナーレ
「通天閣人情」を歌いながら、再び客席に降りて終演です。
業務外の講師への取次は対応しておりません。