今の子どもたちが“夢”を持つために親がしてあげられること

林家うん平
はやしやうんぺい

教育・青少年育成

林家うん平
はやしやうんぺい

落語家
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想定する対象者

保護者の皆様方。

提供する価値・伝えたい事

僕がPTAなどの席でお話をするのは、「子どもが自分自身で、早く道を決める。」つまり、子どもが将来何になりたいかというのを親が決めるのではなくて、子どもが何になりたいかを自分で決める、それが大切だと思うんです。
そうすると多分、学校の先生になりたい、パイロットになりたい、政治家になりたい、弁護士になりたいと思った時には、その子どもはそれなりの勉強をしていくはず。

僕は高校に入って、落語家になりたいと決めたんです。
自分で決めた時から、高校で落語研究会を作って、寄席に行くようになって。自分なりにそういう土壌をどんどん勉強していった。好きだから出来る。

だから今の子ども達にも、「学校は出たけれど、僕はフリーターでいいんだ」っていう考えじゃなくて、
何かを、自分のやりたい“夢”みたいなのを持って欲しい。
それはアルバイトをしながらダンスでもいいし、アルバイトをしながらミュージシャンを目指してもいいし、何でもいいと思うんですよ。
僕も落語家なんていう、あまり一般的でないとこへいってる訳ですから、それを考えるとフリーターがどうのこうのとは言えないんですけれど。
それを親が「お前、将来この道に進みなさい」といって、無理やり渡した教材で勉強させても、もし別にやりたいことがあったら、それは無理だと思うんです。

じゃあ、子どもが自分の好きな道を早く決めるために、親は何をしたらいいのか。

私が自分の子ども達にした事は、とりあえず習い事を、小さいときには、多少余裕があれば何でもさせた。
英語からピアノから水泳から運動から、何でもとりあえずやれるもの、あまり経費をかけずにやれるものをとりあえずさせて、その中から子どもが、「あ、これ嫌だ、ピアノは嫌だ、運動は嫌だ、水泳は嫌だ」と、どんどん捨てていって、最終的には、好きなものが出る。
親としての責任として、何かきっかけを作って、財産というか、能力というか、たくわえみたいな物を親が作ってあげる。子どもが自分で「あれがしたい」っていう年齢になるまでに、いろんなものを吸収できる場を作ってあげないと、と思ってました。
あくまでも線路を引くんではなくて、線路を子どもが自分で引くための、地固めをしてあげる。
線路を引いたときに、電車が脱線しないように、道を迷わないように、道しるべを付けたり、道路を平にしてあげる作業は必要だけど、どう進むかは子どもの勝手なんです。

自分の夢とか希望とか、なりたいものを決めるための、きっかけ作り、たくわえみたいな物を手伝ってあげる、それが大切だと思ってます。

(講演の最後に、落語も一席ご披露させて頂きます)

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