ヒット商品はこうして作れ!
~マーケティングをあなたの味方にする90分~

森本尚樹
もりもとなおき

営業・販売・マーケティング

森本尚樹
もりもとなおき

マーケティングインストラクター グランドマスター エルブレーントラスト株式会社代表取締役
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提供する価値・伝えたい事

あなたはこんなことをビジネスの常識だ!と信じてしまってはいないでしょうか?

「他社商品の強みは積極的に自社商品に取り入れろ」
「自社の弱みはすぐに改善せよ」
「たとえわずかな差でも、他社商品との差さえあれば売れる」
「顧客は何でも知っている!売れる商品は顧客に聞け」
「何か付加価値があれば商品は売れる」
「独自性の高い商品の開発はムダ!マネされて終わりだ」
「顧客ニーズさえあれば商品は売れる」
「顧客は常に高品質低価格を求めている」
「新規顧客を獲得せよ!新規顧客こそが利益の源泉だ」
「ビジネスは戦い!まさに戦争そのものだ」
「キャッチコピーで顧客の期待感を徹底的に高めろ」
「ヒット商品は偶発的にしか生まれない」

ここに書いてあることは、実は売れない・儲からない商品を生みだしてしまう原因となる危険な常識なのです。
マーケティングには難しい知識や理論は必要ありません。聞けばなるほど!と納得できることばかりですが、ほとんどの人はこの常識の罠にはまってしまっているので実践することができません。

この講義では間違ったマーケティングの知識をわかりやすく正してゆき、講師の実践体験やみなさんがよく知っている事例などを満載して、マーケティングリサーチマーケティング戦略の作りかたを学んでいただきます。又、ヒット商品やヒットサービスを生みだす、とっておきの3ステップ法をお話します。
又、ここでお話するマーケティングは「ものづくり」はもちろんのこと、「サービスづくり」でも大きな効果があります。マーケティングは今後、行政サービスや医療機関などでの応用も期待されています。

内 容

【講義進行事例】

1.<自己紹介>
   私はマーケティングのマの字も知らなかった
   マーケティングの常識を疑え!
2.<差別化戦略を疑え!>
   差別化戦略からはマネ商品しか生まれない!?
   勘違いされた差別化戦略
   差別化戦略を実行するのはあなただけではない!
   マネされることを恐れるな!
   マネ商品戦略のリスク
3.<顧客至上主義を疑え!>
   何を作ればいいかを顧客に聞くな!
   顧客満足は自己満足
4.<価格戦略を疑え!>
   ユニークな商品以外は安くしてはいけない
   高価格戦略を選択せよ!
5.<顧客ニーズを疑え!>
   ニーズがあれば売れる!は間違い
   顧客は1/4インチのドリルではなく、1/4インチの穴が欲しい
   顧客の抱える問題が見つかる、問題発見3ステップ法
6.<マーケティング・リサーチを疑え!>
   顧客は何でも知っている?
   雑談マーケティング・リサーチ!
7.<独自性の高いユニークな商品やサービスの作りかた>
   私の失敗
   捨てることを発見!
   3ステップ法
   バラバラに分解する!
   部品マップからヒット商品を作れ!
   やかんと電気ポットの競争を回避した電気ケトル
   既存技術を見直そう!
   ユニークなものは無限に作れる
8.<マーケティング戦略のまとめ方>

【講義事例(1)】差別化戦略を疑え!

差別化戦略は基本中の基本だと誰もが信じています。
あらゆる経営戦略の書に「差別化が重要だ」と書かれています。
私ももちろん差別化戦略をたくさん実践してきました。
しかしその結果から得た結論は「差別化商品では勝てない!」です。
理由は簡単です。差別化戦略からは結局、マネ商品しか生まれません。

確かに差別化戦略の真髄を理解し、正しく実行すればいいのですが、私の知るかぎりでは90%以上の人が誤った差別化戦略を実行しています。
あなたはどうでしょうか?

多くの人は差別化商品を次のようにして作ります。
1.競合他社の商品やサービスを研究する
2.競合他社の利点を自社商品に取り入れる 
3.競合他社の欠点を改善する
4.付加価値を付ける

 この差別化戦略のステップにはただひとつだけ大きな誤りがあります。
 あなたはどのステップが誤りだと思いますか?

  答えは(2)です。
 『競合他社の利点を自社商品に取り入れる』これが誤りなのです。

勝てる商品を生みだす上で「競合他社の研究」も「欠点の改善」も「付加価値」もすべて必要不可欠な要素です。しかし、競合他社の利点を自社商品に取り入れては絶対にいけません。なぜならその時点であなたの商品は『二番煎じのマネ商品となる』からです。
「人のいいところは見習いなさい」という小学校の頃の道徳教育は、実はビジネスの世界では危ない常識なのです。
                  (続く)

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