想定する対象者
主として画面や帳票を中心とした業務システム開発に従事している現場のプロジェクト・マネジャー、仕様策定者、プログラマの他、これらの人々の活動を評価する立場の人々に向けてのセミナーです。
提供する価値・伝えたい事
「本社があるヨーロッパでは、見積書の項目としてプロジェクトマネジメントが全体の2割から3割の金額提示になっていないと却下されるのですが、逆に日本ではプロジェクトマネジメントの項目があると怒られます。これはどうすればよいのでしょうか?」
某超大手外資系企業でのプロジェクトマネジメント実践研修で、実際に受けた質問です。
一時、IT業界ではPMP取得がブームとなりましたが、文化的な背景などもあって、なかなかプロジェクトマネジメントを正しく理解することは難しいようです。
実際、「管理資料ばかり増えるので、現場が反発してしまい、プロジェクトマネジメントという言葉自体が禁句になってしまった」という話を耳にしたこともあります。
今回のセミナーでは、上場企業や官庁などの業務システム開発における「二次委託先(下請け)の現場」において、繰り返しトラブルゼロ・バグゼロ、ときには仕様変更ゼロをも実現することができた、プロジェクトマネジメント手法と、その過程で生まれた、元請け企業の評価で他社比5倍とも評価された開発プロセスとツールなどについて、その考え方をお伝えします。
内 容
一般的なプロジェクトマネジメント研修では切り離されてしまう、具体的なシステム開発プロジェクトに照らし合わせ、「コミュニケーション」「現場主義」「会議法・議事録術」等、具体的にシステム開発プロジェクトの中でどのように考え、行動を選択し、実際の開発を成功裡に進めていくかをお伝えし、プロジェクト成功力の向上、生産性向上を目指します。
1.プロジェクトの現実
2.なぜ多くのシステム開発が失敗するのか?
3.現場が「できる」と思えるWBSは何が違うのか?
4.本当の計画活動
5.仕様変更ゼロを実現する開発プロセスとツール
6.まとめ
業務外の講師への取次は対応しておりません。