提供する価値・伝えたい事
オーナーから次世代への経営権の委譲、すなわち事業承継が円滑に進んでいるケースは非常に少ない。よって、いかに事業承継を円滑にかつ、計画的に行っていくか?これが全ての経営者にとっての課題となる。
そこで、経営者と相通じる部分がある戦国武将たちを題材とし、名だたる武将たち6人に焦点をあて事業承継を取り上げる。そして、失敗事例は「なぜ失敗したのか?」を検証しながら反面教師とし、逆に、成功事例は「なぜ成功できたのか?」(戦国時代から幕末・維新まで存続)を検証して、現代の承継へのヒントとする。
最後に、これらの事例を現代に置き換え、実際の事業承継を成功へと導いていくために「何をどうすべきか?」を解説していきます。
内 容
■戦国武将たちの事業承継の失敗事例
1.武田信玄 2.上杉謙信 3.織田信長 4.豊臣秀吉
・なぜ失敗したのか? 失敗した原因を検証
・それぞれから学ぶべきこと
■戦国武将たちの事業承継の成功事例
1.徳川家康 2、毛利元就
・なぜ成功できたのか? 成功できた過程を検証
・それぞれから学ぶべきこと
■現代の事業承継の代表的な失敗事例(5つ)
1.高齢の社長が実権を握り、後継者への経営委譲が進まない事例
2.事業用財産の集中がトラブルを引き起こした事例
3.兄弟が平等に経営権を保有し、トラブルに至った事例
4.相続税の負担を認識していなかったため、納税に苦労した事例
5.優秀な従業員を中継ぎとして承継させたが、トラブルに発展した事例
■成功へと導いていくために社長さんがやるべきこと
1.ご自身のリタイアの時期を明確に。
2.後継者を選定し、教育を施す。
3.自社株式は毎期、評価額を把握しておく。
4.後継者への円滑な事業用財産の承継。
5.分散した株式・株主の整理。
6.相続税の納税資金の準備。
■承継させる社長さんの7か条
1.子供に適性があるか?否か?を見極める。
2.子供を会社に入れるのは、後継者1人だけ。
3.承継計画を立て、元気なうちにバトンタッチする。
4.後継者に任せたら、口出ししない。
5.後継者がやりやすい環境を。
6.自社株式は分散しないこと。
7.相続対策は生前に。遺言を残し、円満相続を。
■まとめ
1.承継させる側の責任は非常に重い。
2.「子供たちは平等に」は悲劇を生む。
徳川家康の帝王学 + 毛利元就の「三本の矢」 の考え方で。
3.ハード(経営権・事業用財産)とソフト(人間性・理念)が両輪してこそ、事業承継は成功。
4.後継者育成と社員の雇用確保がトップの責務。
■最後に
まずは、『事業承継計画』の立案から(成功へのスタート)
事業承継、成功へと3つのキーワード
業務外の講師への取次は対応しておりません。