想定する対象者
中学校、高校のPTA、教育関係者、企業経営者、他
現在の教育現場における情報化教育及びIT教育は、依然としてコンピュータやインターネットなど工学的知識を中心としたものであり、人文社会系の知見を取り入れ、偏りを正していく必要がある。
提供する価値・伝えたい事
【狙い】
1 情報化は、あらゆる主体を知的エンパワーする。
2 特に個人や小集団は、その影響を大きく受ける。
3 情報化を巧みに取り込んだ主体こそが、情報社会の主役になる。
内 容
1960年頃の米国では、普及し始めたコンピュータを使いこなす変人を「ハッカー」と呼んだ。
また、80年頃に流行し始めたパソコンに熱中する暗い学生を「ギーク」と呼んだ。奇人変人扱いされた彼らは、次第に社会になくなてならない存在となり、蔑称は尊称へと劇的に変化していくのである。
日本でも「オタク」は、新しい日本文化の担い手として重視されるようになってきた。
新しい情報技術が生まれると、それを使いこなす新集団が力をつけ、従来とは目的や手段の異なる新しい活動を行うことで社会変化を起こしていく。
インターネットも例外ではなく、オタクに限らず、すでにネットを使いこなす新しい主体が台頭しつつある。彼らに共通する知的エンパワーメントのメカニズムを、実例を交えながら説明するとともに、教育等への応用について考える。
根拠・関連する活動歴
国際大学GLOCOM教授、UFJ総合研究所主席研究員、総務省地域情報化アドバイザー
業務外の講師への取次は対応しておりません。