想定する対象者
製造業の中小企業経営者
親会社からの受注減少、発注単価下落に困っており、何かしなくては思っているが、具体的にどうしていいかわからない。
提供する価値・伝えたい事
○電子機器製造装置メーカーの設計者として18年間製品企画、設計、技術開発を行ってきました。その後工場に移動し、ライン生産方式の導入、アンドン構築、現場の見える化を行いました。また品質保証部として、30社以上の協力会社の品質指導、生産性改善指導を行ってきました。そこで最も感じたことは、ものづくりの力の低下でした。
最新の設備はきめ細かな管理が必要であり、管理が不十分だと不良品を大量に生産してしまいます。しかし、現場を管理すべき中堅社員は日常の生産活動に追われてしまい、その結果、不良が次々と発生し、その処理に追われている工場を多く見ました。
○一方で親会社の海外進出、部品の現地調達は年々加速し、中小の部品加工業者の仕事はどんどん減ってきています。しかも、ライバルの中国は最新の機械を設備し、以前のように安かろう、悪かろうというものではなくなってきました。
○ここで、ものづくりを革新し、生産性を上げるとともに自社の固有技術を高め、他社にない技術を持たなければ、今後生き残ることは出来ないと断言できます。しかし多くの中小企業は現状を分析し問題点を見出すことができず、固有技術を高めることができないでいます。そこで私は長年多くの協力会社と協同でものづくりをした経験から「こうすればもっと仕事が取れる」、あるいは「もっと生産性を上げることができる」という具体的なノウハウを、中小企業のものづくりに活用していただこうと考えました。
○本セミナーでは、「どこに着目して、どうやって技術を高めるのか」、また、「必要なものづくりの改革・生産革新をどうするのか」について中小企業にあったやり方を提案します。さらに新技術開発、カイゼン活動により人が育つ仕組みについても説明します。
今後とも日本の製造業は、中国、ベトナムなど人件費の低い国々と競争しなくてはなりません。
ぜひ、オンリーワン企業になる決意し、明日からでも、ものづくり改革に取り組む企業が増え、日本のものづくりが進化していくことを願っています。
内 容
1.仕事が逃げていく! ~日本のものづくりの変革期~
・成長軌道に復帰した日本経済、でもこの苦しさは何?
・新聞には書いてない『ものづくりの危機!』
2.コストを下げれば仕事は増える?
・もはや安かろう、悪かろうではない中国製品
3.受注を増やす方法! ~難しい仕事に挑みレベルアップ~
・日本でしかつくれないものをつくる
・難しい仕事で汗をかく。こうやって難しい仕事を受注する。
4.リストラは負のスパイラル? ~改善で余力を生み出す~
・リストラで余力を失い、難しい仕事に挑めなくなり、縮小均衡に。
・生産性を高め人の余力を創出、品質を向上し、後戻りの手数を減らす
5.こうやって人を育てる! ~技術をみがいて人材育成~
・プロジェクトリーダーを経験させ、次の世代の幹部を育成
6.売ってくださいといわれる企業に ~技術を高めてオンリーワン企業になる~
・まだ健在の日本ブランド力を生かす
7.最後に ~生き残る! 製造業サバイバル時代!~
・常に進化する現場へ
・強いリーダーシップで力を結束
根拠・関連する活動歴
・18年間の設計の経験
・4年間品質保証部にて協力会社の工程監査、品質指導に従事
・小規模企業の実態に即した実践的な品質改善手法、形式によらない効果的なISOへの取組み支援で好評を得る。
・2007年ものづくり革新のプロジェクトリーダーとして、改革の経験
・このノウハウを生かし、協力会社、グループ会社の生産革新を支援し、意識改革・改善実行をサポート
・2010年 中小企業診断士登録
業務外の講師への取次は対応しておりません。