想定する対象者
企業経営におけるコーポレートガバナンスの強化や再考を図る経営者・監査役・機関投資家
一般の株主などの利害関係者・企業幹部・監査人などの方々
提供する価値・伝えたい事
J-SOX(金商法による内部統制報告制度)後に発覚した各種の巨大不正が意味するものは、旧来からの企業経営やガバナンスが機能しきれておらず、新たな対応が必要になっているということです。
コーポレート・ガバナンスは不正対策のみにあるわけではありませんが、内部統制とコーポレート・ガバナンスを統合的内部自治マネジメントとして融合させ、経営の重荷になる監査・内部統制から、健全に儲け続ける企業成長ために必要な対応について学際的にお届け致します。
内 容
1.Integrated Internal Governance(IIG): 統合的内部自治マネジメントとは?
・なぜ「不祥事対策」をすると不祥事がなくならないのか?
・J-SOX後の大規模不祥事で明確化した「不祥事対策偽装」
・日本における「コーポレート・ガバナンス偽装」(統治・監査・機関設計の課題と限界)
・「取締役兼執行役員」「取締役兼営業本部長」という「不祥事浸透経営」の虚構
・統合的内部自治(IIG)のマネジメントモデル
・「外形的適格性」監査から「内質的適格性」監査への転換の必要性
2.「優良経営誤認」の横行
・日本企業の経営陣における異質なリスク選好
・経営企画部門/社長室に突きつけられる日常的課題と意思決定の流儀
3.不祥事の血脈となる「適材適所」による「思想統制経営」の課題
4.営業活動の暴走(セールス・オーバーライド)による「成り金礼賛マネジメント」の課題
5.購買・開発・製造部門に内在するプレッシャーと不祥事誘因
6.「パトロンひも付き監査」の課題とこれから必要な監査のあり方
7.「ブレーキをかける」のではなく「適切なスピードで攻める」ための統合的内部自治
業務外の講師への取次は対応しておりません。