想定する対象者
子どものやる気を引き出したい親御様や先生
提供する価値・伝えたい事
普通、親や先生が子どもへ言葉をかける場合、その8割以上が指示・命令・注意になりがちです。それでは子どものやる気や能力は引き出せません。
子どものやる気や能力を引き出す為には、「プラスの問いかけ」が大切です。
子どもに問いかけをする目的は次の3つです。
1、子どもをより良く理解しようとする姿勢を示す
子どもの話や気持ちを聞こうとする姿勢が大切です。その姿勢が子どもには「自分は大切にされている、尊重されている」と伝わります。また、話を聴いてもらえる子は、親や先生の話もよく聞くようになります(話すことも聞くことも上手になります)。また相手の思いを大切にするようになるので、コミュニケーション能力も養われます。信頼し合える関係を築けます。
2、子どもに考えさせることができる
問いかけられることによって、子どもは自分で考えるようになります。「どうして勉強しなければいけないの?」と聞いてきたら、「どうしてだと思う?」と返してみて下さい。親や先生が答を与えるのではなく、子ども自身が自分で勉強する意味や目的を見つけ出せれば、これほど強い動機づけはありません。しかも自らが考え、行動することで主体性が育まれます。
3、気づきや発見がある
自ら考えることで、色々な気づきや発見があります。それは与えられたものではなく、子どもが自ら発見したものです。
内 容
子どもへの問いかけにはプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。
プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、関係を悪くします。
<子どもに対するプラスの問いかけ>
・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ 何が好き?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ 楽しかった?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?
<子どもに対するマイナスの問いかけ>
・ なんで~するの?
・ なんで~しないの?
・ なんで~したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?
業務外の講師への取次は対応しておりません。