想定する対象者
売れ続ける仕組みを作りたい営業幹部・マネジャー
毎月・毎月の予算達成に悩む最大の原因は売れる仕組みを築きあげていないため。
如何に売れ続ける体制を構築できるか?!を模索している方は、一見の価値があります。
提供する価値・伝えたい事
中小企業の新規開拓営業にとってのキーファイクターは何よりも「信用力」になります。
例えば、会社の基幹システムを刷新しようと、2社と商談することになったとします。1社目は、1兆円企業の国内最大手のITベンダー。
もう一社ベンチャー企業で名前も聞いたことのない会社だとしましょう。
基幹システムは、当方の希望に沿って2ヶ月以内に要件をまとめ、1年以内にはシステム稼働に持ち込まなければなりません。
最大手のITベンダーは、10名体制でプロジェクトに取り組み、納期は必ず約束すると断言しました。最悪はコストの上乗せなしで20名でも30名でも投入しますといいます。
かたやベンチャー企業は、同様に10名体制で取り組むと行ったものの、20名しか社員がいないので、「もしも・・・」のことがあったら人材投入には限界があります。
ベンチャー企業のシステムエンジニアは、頭の回転も早く頼りがいがあり、一のことをゆうと10を理解して提案してくるので、「この人と一緒に仕事をしてみたい!」という気持ちが湧いています。コストも最大手の2/3と魅力的。
しかし、もしもの事があったら・・・と不安にかられ最大手に発注したくなるのが、多くの日本人ユーザーの購買心理です。
ところが、たった一つの情報を入れるだけでお客さんの判断は大きく変わります。
「経済産業省」にシステムを導入し、予定納期よりも1ヶ月早く立ち上がり、その完成度もパーフェクトだったらと、経済産業書の担当者の導入事例がホームページにデカデカと掲載されていました。
しかも社内稟議を上げる元資料となると提案書に「経済産業省の事例と一緒に、なぜ当社のシステム開発スピードは正確で早いのか・・・」が誰でもわかりやすい言葉で綴られています。
最大手ベンダーは、なんか高飛車だし、価格も高い。。。
中小ベンチャーは、腰も低くて対応も素晴らしい。しかも価格は大手の2/3。
こうなると一気に形成は逆転します。
中小企業が、新規開拓力のパワーアップを図るのには、営業力強化でもなければ、モチベーションアップでもないのです。
信用力が一気に高まる「大型受注」の獲得なのです。
これは、何もシステム開発などの複雑な商品に限ったことではありません。
ある地方都市で鶏卵(たまご)を販売している農家の方は、新規開拓で行き詰まったとき、ある著名なパテシエの方との取引実績が出来た瞬間、近隣の洋菓子店が「あそこのパテシエが使っているのか・・・じゃぁウチも貰うよ」と見積価格も取らずに次々と新規開拓に成功したと言います。
私は中小のITベンチャーで7年間営業に携わってきましたが、信用力を武器にした営業をしている時代と、全く意識していなかった時代では、受注規模および受注件数ともに雲泥の差がありました。
友人と共に起業した後は、フリーペーバーの事業に参入しましたが、長年広告会社でトップセールスをしていた彼は、まずは最大手の取引実績つくり、その信用力で次々と新規開拓をしていく手法で初年度から黒字化を実現していきました。
いかに高確率で大型受注や取引実績として影響力のある顧客を獲得していくか・・・
ぜひ、その思考法やノウハウを持ち帰って頂きたいと考えております。
内 容
1.今、なぜ「大型商談」を狙うのか?
・販売不振の本質を知らずして、正しい対処はできない。
・市場はなぜ成熟・停滞するのか?
・成熟した市場で、単純に行動量を増やしても、営業マンの消耗と顧客離反が起きるだけ。
・成熟市場で受注を獲得するイノベーション営業法
・成熟市場での売りっぱなしは命取り
・期待価値以上の使用価値を上げて市場から信任を勝ち取る
・消耗戦に陥らないために大型受注を獲得する
2.マーケットと顧客の置かれた市場環境・体質を掌握する
・商品・サービスの普及率によって顧客アプローチは変わる
・アップルに学ぶタイミング別「訴求ポイント」
・顧客層ごとの最適アプローチ方法
3.商談確度を向上させる「売り方の差別化戦略」
・高確率法営業の真髄とは
・リテールビジネスへの営業におけるフォーカス・ポイント
・購買行動の本質をえぐる
・ポジショニングを明確にする
・あらゆるセールスアプローチを知り、最適な戦術を組み立てる
4.コンペに打ち勝つ材料を用意する
・自社の強みと市場の切望をマッチングさせる
・特徴、機能、効用を相手の利益に変換する
・営業マンの競争優位性を高める「財務力」の身につけ方(提案商品が与えるインパクトだけは抑え
・提案切り口を鋭くする4つの抑えるべき視点(あるべき姿、課題、効用、差別化ポイント)
5.大型商談特有の技術を磨く
・小型商談と大型商談の営業技術は正反対
・大型商談特有の意思決定プロセスを理解する
・アプローチからクロージングまで「質問法」だけで誘導する技術
・提案書の書き方とプレゼンテーションポイント
6.大型商談をまとめる「営業設計図」のつくり方
・マーケティングスキルを磨く
・自分の分身をいかにつくるか
・顧客の購買心理から逆算する「営業設計図」のつくり方
根拠・関連する活動歴
ITベンチャーで2年目でトップセールス。
7年間トップクラスを維持しながら、大型商談専門の営業に取り組み、同社の株式公開に大きく貢献する。
業務外の講師への取次は対応しておりません。