想定する対象者
・企業に勤めるプレパパ・乳幼児をもつパパ
・職場と家庭のワークライフバランスの実現に悩むパパ社員
・長時間労働の職場であるため家族の時間を捻出できないパパ社員
・職場で業務改善を進めたいがやり方がわからないパパ社員
ワークライフバランスやイクメンといった言葉を浸透させる啓蒙フェーズでは、総論や理想論、ロールモデルとして著名人による講演スタイルがメインでした。しかし、多くは「良い話を聞いた」で満足し、また多忙な業務に追われているうちに、もとの日常に戻ってしまうことも少なくありません。また、会社ではワークライフバランスを進めているはずなのに従業員たちに実感が沸かないのはなぜなのか、不公平感や負担感だけが増すのはなぜなのか、日本特有の事情を考えなくては理想と現実のギャップはいつまでも埋まっていかないのではないでしょうか。
提供する価値・伝えたい事
キーワードは「静かなる革命」と「イクメンの一歩先」です。ワークライフバランスはこれまで女性支援が主でした。そしてワークライフバランス実現には、働き方の見直し、長時間労働の解消、業務改善などが叫ばれています。しかし、まだまだワークライフバランスの理想と現実のギャップに悩んでいる方のほうが圧倒的です。その中でも父親に的を絞り、なぜ「革命」なのか、なぜ「イクメンでは足りない」のかを日本の構造的問題を解き明かしながら、その問題に立ち向かうためのワークライフマネジメント実践について一緒に考えていきます。
内 容
<タイトル例>
「パパの働き方革命~ワークライフマネジメント実践講座」
<主な内容>
Part1 なぜ「革命」なのか
(1)生産性を向上させてもワークライフバランスが実現できない理由
(2)あなたなら、AさんとBさん、どちらを評価する?
(3)ノー残業デーの導入による弊害と改善策
(4)急に仕事が増えたとき、あなたがCさんならどうする?
(5)ワークとライフの相乗効果は本当か?
(6)ワークライフバランスの対象者と企業の対応策
(7)残業を減らすには?
(8)ワークライフバランスが実現したはずの企業でよく聞かれる皮肉な意見
(9)「革命」という本当の意味
Part2 なぜ「パパ」なのか
(1)ワーキングウーマンの退職率・出世とイクメン
(2)一般のパパとNPO法人ファザーリングジャパンのパパ会員は何が違うのか
(3)ワークライフコンフリクトとは
(4)働くことに関する国際比較から分かること
(5)「イクメン」ごときでは出来ないこと
(6)静かなる革命とは?
(7)育休後のパパたちは二分される
(8)育休取得は出世の近道!?
(9)明日からすぐにできる「静かなる革命」
Part3 ワークライフマネジメント実践
(1)ワークライフマネジメントとは
(2)ワークライフマネジメント・チェックリスト
(3)ワークライフマネジメント・マトリクス
(4)カイゼンのヒント
(5)日本的働き方vs佐々木常夫・世界標準の仕事術
(6)ワークライフマネジメント具体例
(7)日本企業はなぜライフに介入せざるを得ないのか
(8)あなたが上司なら残業する二人は誰にする?
(9)アクションプランを作成しよう
<時間>
90分~150分
根拠・関連する活動歴
公認会計士として監査法人トーマツに勤務し多種多様な会社の監査業務に携わる一方、Deloitteの講師スキルプログラムをクリアし、人材育成セミナー講師を担当。
長男時に育児休業を取得。ダイバーシティやワークライフバランス系プロジェクトに所属し社内イベントや情報発信などを行う。
次男の誕生、義兄の死、義父の介護を同時期に経験したことを契機に、日本におけるワークライフバランス推進を本業にすることを決意。監査部門マネージャーを経て、(株)東レ経営研究所ダイバーシティ&ワークライフバランス推進部に転職。
ワークライフバランスの体現者である佐々木常夫特別顧問の下で、企業・労組・自治体などに対し、講演・ワークショップ・コンサルティングを行う。佐々木著書「働く君に贈る25の言葉」をテキストとした実践講座「佐々木常夫塾」を企画し、講師を担当。数多くのワークライフマネジメントプログラムを企画・運営している。
また、長男の誕生を契機にNPO法人ファザーリングジャパン会員として、父親の働き方・ワークライフバランスなどのセミナー講師やイベント企画等を行う。男性の育休促進事業「さんきゅーパパプロジェクト」リーダーとして男性の育休取得に立ちはだかる個人、職場、風土の壁を打破すべく活動中。2012年より同法人の理事に就任。
業務外の講師への取次は対応しておりません。