想定する対象者
・組合活動に必要な組織の巻き込み力を向上させたい若手~中堅の組合役員
・先輩社員を組合活動に協力してもらうことに悩む組合役員
・先輩、上司とのコミュニケーションに問題意識のある組合役員
比較的若い社員が職場リーダーとして労働組合活動に参画されているケースが多く見られます。社員を組合活動に参加要請しても、職責の立場では上司や先輩にあたる人を巻き込むのは容易ではありません。立場や杓子定規の理屈だけでは人を動かせないことに悩む方々への問題解決策を具体的にご提示したいと思います。
提供する価値・伝えたい事
自分より経験や立場が上位にある人をうまく味方につけ、助けていただけるように導く力を「部下力」と呼んでいます。
これは部下が上司を効率的に動かし、自分の仕事を効率化するためのスキルとして定義しています。
しかし、その発想はまさに若手~中堅のキャリアの方々で構成される労働組合役員の皆様にも合致するものです。
自分よりも上位にある人に動いてもらうためには、その人の悩みや抱えている問題を知り、行動を予測し、そこにちょっとしたひと手間を加えることが大変重要です。
その各ステップで必要な具体的な方法、ノウハウをワークを交えながらご提供することで、実際に組合役員の皆様が、先輩社員や上司の協力を得ることができるように導きます。
内 容
(1)仕事の効率を妨げるのは何か?
・上司や先輩の了解をとるのに苦労していませんか?
・仕事は自分一人では完結しない
・人や組織を動かせる人は何をしているのか?
(2)こうすれば仕事の効率はあがる!
・上司や先輩の力を借りるためのアプローチ
・意外と知らない上司や先輩の苦悩
・相手の立場を知ることで自分の動き方を理解する
(3)相手の目線を身につけ先回りしよう!
・常に上司目線で練習する
・ちょっとしたひと手間を実践する(ワークで理解します)
・上司は部下のどういうところを喜ぶか?
(4)組合役員として「部下力」を発揮するために
・想定ケースでの実践ワーク
・自分が将来上司になった時のために
根拠・関連する活動歴
私は、かつて入社4年目で新規事業の営業統括部長に指名されました。そこでは、ほとんどの部下が年上という異常な環境を経験しました。多くの衝突や試行錯誤の結果、相手のおかれた状況をしっかりと理解し、相手を受け入れることから入らないと協力は得られないという結論に至りました。
そして一旦その関係を築くことができれば非常に強固な絆が生まれ、困難な環境でも人は動いてくれるということを身をもって知りました。
その結果、3年で年商24億の部に育てることに成功。それを上司や年長者を効果的に味方につける「部下力」という切り口にして確立いたしました。部下が上司を理解できないのは、上司のおかれた環境を部下が意外なほど知らないからです。これまでほとんど語られることのなかった上司や年長者の苦悩を示すことで、若手社員で構成される組合役員のお役に立てるとの確信に至っています。
(本件に関するノウハウは書籍「上司を上手に使って仕事を効率化する『部下力』のみがき方」として2012年6月7日に同文舘出版より出版させていただきました)。
業務外の講師への取次は対応しておりません。