マンガを描きながら子育てトーク 
子は育ち、親も育つ 楽しまなくっちゃもったいない

高野 優
たかのゆう

教育・青少年育成

高野 優
たかのゆう

育児漫画家 イラストレーター
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提供する価値・伝えたい事

子育てに悩みや迷いは必要。
だからと言って、悩んで立ち止まってばかりじゃ、せっかくの子どもの成長を見逃してしまいそう。
ちょっと肩の力を抜いて、楽しく考えていきませんか?

内 容

「ふりかえりの時間」
子どもたちが小学校を卒業するまでわたしが気をつけていたのは、“嫌な気持ちを引きずらないようにすること”でした。例えば、寝る前につまらないことで怒ると、ずっと引きずってしまうんです。だから、寝る前に“今日のグッドニュース”をお互いに発表しあい、みんなで「今日も楽しかったね、明日もどんな楽しいことがあるかなぁ」と言い合って一日を終えるようにしていました。深い意味も考えずにはじめたグッドニュースですが、わたしが忘れていると、子どもから「グッドニュースをやろう!」と最速されたほうです。

「子どもを比べない」
次に、“子どもを比べないこと”。
私自身、出来の良い姉のせいで両親からいつも比べられて、「どうしてできないんだ」と責められることがよくありました。
子どもの頃から絵を描くのが好きだったんですが、例えばコンクールで銀賞を取っても、姉が金賞だったから褒めてもらえないんです。悔しくて、苦しくて、子どもながらに必要とされていないことを敏感に感じ取り、そのうち親には何も言わなくなっていきました。幸いなことに学校の先生や友達に恵まれ、支えていただいたおかげで吹っ切れましたが、大人になった今でも比べられるつらさを忘れることはできません。三人の子どもたち、長所も短所もひっくるめて、すべてがその子の個性。そうとらえるようにしています。

「できないことより、できること」
そしてもうひとつ、“できないことより、できることを見てあげること”です。
そもそも子どもは、できないことのほうが多いんです。だからこそ、できることを見つけてあげる。昔と違って、今の学校は一人一人、しっかり見てもらえる環境とは限りません。子どものことを本気で褒められるのは親しかいないのかもしれない。とは言え、なかなか褒めるポイントを見つけることも大変。けれど、よくよく考えると、生まれてきたときはなにひとつできなかった赤ちゃんが、数年でできることがぐんと増える。生きていてくれるだけですばらしい。そばにいてくれるだけでありがたい。そんな親としての気持ちを素直に伝えるようにしています。

「子育ては10年間」
乱暴な言い方かもしれませんが、子育てって10歳までだと思うんです。
もちろん10歳を過ぎても、精神的や経済的にずっと頼りにされますが、10歳を過ぎると親よりも友達と一緒にいるほうが楽しくなっていく。自立するんです。そう考えると、10年は本当に短い年月だと思います。。だからこそ、子育てで迷ったり悩んだりすることは大事だけれど、頭を抱えているだけでは、あっという間に時間が過ぎて行ってしまう。どうか、10年間はおもいっきり子どもと触れあって、この大切な時期を存分に味わって、巣立たせてあげてほしいと思います。

「あたたかなお守りを」
今日、なにげなく親が口にだす言葉は、子どもが巣立ったあと、お守りのような言葉になるかもしれない。つらいことがあったとき、「お母さんはあのときこう言ってくれた!」と、自分を奮い立たせる言葉になるかもしれない。逆に、なにげなく話した言葉は、子どもが大人になったあとでも刃のように突き刺さるつらい言葉になるかもしれない。どうか、子どもたちにはあたたかなお守りをたくさん持たせましょう。そして、いましかできない子育てを楽しみましょう!!

根拠・関連する活動歴

楽しいイラストをその場で描きながら、様々なエピソードをユーモアたっぷりにお話されます。
「講演参加者のリピーター」がおられる程の人気です。

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