あなたがあなたのままで輝く
~心ゆたかに生きる知恵~

英月
えいげつ

文化・教養

英月
えいげつ

真宗佛光寺派大行寺住職
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想定する対象者

経営者、生涯学習、文化講演会

提供する価値・伝えたい事

知り合いも、お金もない中、英語も話せずに始めた海外生活の中での得難い経験を通して、現状と向き合い、受け入れ、感謝するこころが生まれたお話しをさせて頂きます。

内 容

自分の置かれた状況から逃げて、遠くアメリカまで行き、知り合いも、お金もない中、英語も話せずに始めた海外生活。
アメリカで「写経の会」を始めるまで、お経の意味を、深く考えたことがありませんでした。寺に生まれ育ち、1日に何度か本堂で手を合わせ、お勤めはしていました。でも、それはあまりにも当たり前な生活の一部で、お経の意味まで考えることがなかったのです。お勤めが始まると、ただ、ただ、早く終わることだけを、念じていました。

そんな私が、アメリカで「写経の会」を主催するにあたり、改めてお経と正面から向き合うことになりました。
アメリカに住んでいる方は、どんどん質問されます。「写経の会」に来てくださった方に、聞かれた時、すぐに答えられない自分がいたんです。

当たり前のように登場する言葉。「南無阿弥陀仏」「本願」「浄土」などなど。
今さらだけど「南無阿弥陀仏」て、なに? 「本願」って? ところで、「浄土」って、どこ?
言葉は悪いですが、「写経の会」を通して、ヤバイ!マズイ!シマッタ!とばかり、何も知らない、知ろうともしていなかった自分に出遇ってしまったんです。
そして、お気楽に済まされない状況に追いやられ、半ば強制的にお経、仏さまの教えと向き合うことになりました。

仏さまの教えは、よく鏡にたとえられます。自分を映す鏡です。お経の意味に触れたとき、鏡に映った自分に驚き、そのことによって人生が生きやすくなったんです。アメリカまで家出して、やっと仏さまの教えに出遇えるなんて・・・。なんだか、孫悟空のような心境です。
けれども、出遇いはすべて必然。私の人生には遠回りする時間が必要だったのです。

講演では、仏教の教えをわかりやすく、生活に活かしていただけるようにお話させていただくとともに、アメリカから9年半ぶりに帰ってきて感じたことなど、おもしろおかしく笑いも交えてお話させていただこうと思ってます。今の自分、そして、自分が置かれた環境を、嬉しいもの、ラッキーなものとして感じて頂けるきっかけとなれば嬉しいです。

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