想定する対象者
・コーポレート・ガバナンスのあり方にお悩みの経営陣・役員の方々
・経営陣を支える経営幹部の方々
・株主総会を支える実務部隊の方々
・投資家の方々
・労働組合など経営の一翼を担われる方々
など
企業統治のあり方が従来のままでよいのか、実効性あるものになっているか、社外取締役・社外監査役や、監視役員、親会社・子会社での役員人事は妥当かなどについてお悩みの状況など。
提供する価値・伝えたい事
企業統治を巡る議論は、これまで回廊から抜け出せないような固定的な議論になりがちでした。
金融市場や経営のグローバル化や企業不祥事の発生や法改正に応じ、新たな抜本的な対応が求められつつ、なかなか旧来からのあり方から抜け出せていない閉塞感が漂います。
本講演では、企業統治の日本における課題や限界を見つめ直しつつ、新たに求められるコーポレート・ガバナンス像を内部統制と統合的に提示し、講師が世界初で提唱した統合的内部自治(Integrated internal Governance)の概念に沿って独自の観点から解説・提言を行います。
内 容
【内容例】
・個別製品・サービス自体の社会的意義と企業の運営の健全さとは別物であるということ
・今求められる「絆」と「手綱」:「経営のブレーキ」に関する誤解
・経営の「ブレーキ・オーバーライド・システム」
・「外形的適格性」監査から「内質的適格性」監査への転換の必要性
・日本企業は日本国法の中で「経営の裁量」という自治権を持つ存在
・コーポレート・ガバナンスと内部統制の分裂、そして、「自治権」の濫用
・「コーポレート・ガバナンス+内部統制=統合的内部自治」
・社是・経営理念の形骸化による「経営偽装」
・社外取締役・社外監査役の社外性の実効性と、役員間リスク情報格差の問題
・「優良経営誤認」の横行: ミッション経営の形骸化の課題
・踏むべきではない心のブレーキ
・濫用なくNOといえる勇気を持つ
・統治体系におけるグレーゾーン
・「実効性のある売上」とは?
・「越境不正」: 監査役と内部監査の連携の必要性
・iERM(統合的エンタープライズリスクマネジメント)とBSCフレームワークを用いた社外役員のリスク情報アクセス向上とガバナンス向上策とは?
など
根拠・関連する活動歴
企業統治・監査・内部統制などにおける上場企業各社での指導・基調講演・内部研修や著書多数。これまでにない新たな概念の提言・提唱を通して、既存のコーポレート・ガバナンスのあり方を見つめ直す活動を続けている。
(社)日本取締役協会会員
NPO法人 日本コーポレート・ガバナンス・ネットワーク会員
日本内部統制研究学会正会員
業務外の講師への取次は対応しておりません。