想定する対象者
経営幹部の方 社内研修の企画を担当されている方
人材育成はどんな企業・組織であっても重要な課題です。なかでも、社内研修は人材育成を進める上で欠かせません。外部のプロ講師へ委託すれば無難にこなしてくれますが、何か物足りなさを感じることも多いでしょう。費用も決して安くはありません。
提供する価値・伝えたい事
そこで、研修内製化が注目されています。しかし、誰が講師をするのか、社内講師で大丈夫か、研修効果は上がるのか、などの不安はつきものです。実際に研修内製化を始めてはみたものの、うまくいかずに挫折してしまう企業も多いようです。
この講演では、研修内製化の意義と課題を明らかにします。その上で、研修内製化を成功させるポイントとして、①社内講師の確保・育成、②研修の質向上、③研修効果の向上、について実例を交えてお伝えしたいと思います。
内 容
1.近年の経営環境と人材育成に関する動向
(1)企業経営の重要課題とそのトレンド
(2)GDPと研修費用の推移
(3)自ら学ぶ自発型人材を育てる ~ソフトバンク・味の素の事例から~
2.研修内製化の今日的意義
(1)同じ目線で啓発し合える(相互啓発)
(2)教える側は知識の再整理ができ、発言者としての責任感が生まれる
(3)技能伝承やノウハウ伝授がスムーズに進み、現場力が強化される
3.教育手法(OJT Off-JT SD)の適正仕分け
(1)教育投資の費用対効果を考える
(2)社内講師と外部講師の上手な使い分け
(3)職場ぐるみ研修の絶対的効果―OJTが強化され集合知が醸成される
4.研修内製化の課題と対策
(1)社内講師の育成に欠かせないインストラクション・トレーニングの進め方
(2)インスト技法とプログラムの工夫で研修の質を高める
(3)研修効果向上の三大要素 「上司の参画」「事後課題」「フィードバック」
根拠・関連する活動歴
2002年、約20年間勤務した㈱スズケンを退職し、MIYA経営コンサルタント(現在の㈱アクティブセル)を設立した。以来、主に組織人材開発分野のコンサルティングや企業内研修の講師として活躍している。
2005年頃より、社内インストラクター養成講座を開始。当初は一般的なインストラクター技法を教えるものであったが、自身の経験から得られる独自の技法を徐々に盛り込んでいった。さらに、クライアントの組織ニーズを反映した職場研修プログラムを開発し、そのプログラムを実践する社内インストラクター養成を実施。これがクライアントからの高い評価を得ることになった。これまで、500名以上のインストラクター養成に携わっている。
業務外の講師への取次は対応しておりません。