想定する対象者
事業承継を目前の課題に掲げる社長
事業承継を目前の課題に掲げる社長に対し、お尋ねします。
事業承継は何のために行うのでしょう?
それは企業を残していくためだとおっしゃっている方が多いと思います。
そうなのです。事業承継は事業継続の手段に過ぎず、本当の目的は
企業が継続することであり、そのワンステップとして事業承継を捉えるべきなのです。
しかし事業承継自体が目的となり、やっと代表者が変わった途端、企業がおかしくなり潰れてしまったというのでは、元も子もありません。
視点を変えて、如何に企業が継続できるかと考えて、事業の承継も見直してみませんか。
提供する価値・伝えたい事
経営者の皆さんにお聞きします。
京都の老舗の本質といえば、どのようなものをイメージしますか。
「一見さんお断り」
「伝統と格式」
「高品質」
どれも全て正解です。
しかし、それらは京都の老舗の表面的な部分にしか過ぎません。
本質はもっと単純なことです。
それは京都の老舗が「会社を100年以上継続させている」という1点です。
会社の経営がうまくいかないことを、社会や時代の責任にする経営者の方はたくさんいます。
「景気が悪い」
「今の時代は先が読めない」
「政治が助けてくれない」
という愚痴を聞いたことがあるのではないでしょうか。確かにこの10年、20年で考えれば、それらは間違いではないのかもしれません。
しかし今から100年前、200年前、さらに400年、500年前の社会であればどうでしょうか。社会のインフラが整っているわけでもなく、川の氾濫や土砂崩れなどの自然災害は今よりももっと頻繁に起こります。そうです。
過去のどの時代を振り返ってみても、「経営がうまくいく時代」というものは存在しないのです。
では全ての会社がうまくいかないのか、というとそんなことはありません。社会情勢がどれだけ困難であろうとも、それを乗り越え、経営を続けてきた企業は数多く存在します。
それが現在の「老舗」と呼ばれる企業です。
今回のセミナーのテーマは「あなたの会社を100年以上継続させる」ことです。100年以上継続させるには、実際に100年以上会社を継続させてきた老舗に学ぶのが一番です。
「でも違う業種や職種の企業から、学べることはないだろう」
と思った方もいるのではないでしょうか。しかし、そんなことはありません。
今までに私が数多くの老舗企業にインタビューを行い、密に取材をしたところ、老舗になる秘訣は3つに絞れることがわかりました。
1. 残すべきものと帰るべきものを明確に分ける
2. 将来のビジョンを経営者が示し、その達成ために必要な人材を自ら育てる
3.売り手よし、買い手よし、世間もっとよし
この3つの秘訣を守るだけで、あなたの会社も100年後には「老舗」と呼ばれる企業になることは間違いありません。
あなたの会社が100年間継続するという夢を、私と一緒に現実のものにしていきましょう!
内 容
上記の3つの秘訣にまつわる京都老舗の具体的な事例の中で、分かりやすく、そして示唆に富んだものを厳選し、お伝えします。
その中から、皆様の会社に取り込んでいただけるよう、エッセンスをお伝えします。
例えば「世間もっとよし」からは地域社会への
貢献をお伝えします。
京都老舗の貢献は大変ユニークです。
寄付を行うとか、ボランティアを従業員総出で行うといったことは
あたりまえの世界で、もっと本質的な部分で貢献されます。
老舗の存在意義とは「文化の創造である」と言われます。
これは昔からある老舗がその地でじっくり腰を落ち着け、商売を行うことで周りに沢山の人が集まります。そうするとそこに商売が生まれ、人がうまれ、そして文化が生まれるというのです。よって老舗の存在が文化の創造に繋がるという発想です。 なんと壮大ではありませんか。
根拠・関連する活動歴
京都で老舗に学び、中小企業経営者にその秘訣を学ぶ機会を提供する京都100年企業研究会を立ち上げ、はや8年。少人数制の会員組織として、密度の濃い活動を行ってきました。
その成果としまして、
①京都100年企業に学ぶ「商いのイロハ」 コミニケ出版 2014年7月発行、
②京都100年企業に学ぶ企業継続の3つの秘訣をテーマに各地経営者団体、商工会議所青年部、商工会、での講演実績100回以上
③京都の老舗を巡り、その学びを体感していただくゼミナールツアーを日本企業経営者のみならず台湾、中国、韓国、シンガポールの経営者へ提供。2017年実績20回
④後継者育成、事業承継コンサルティング年間30回以上 京都府のよろず支援拠点コーディネーターとして年間300件のコンサルティング実績(事業承継、創業、経営改善等)
この他スポットでの活動多数。
業務外の講師への取次は対応しておりません。