人も自分もみんな大切
~感謝の気づき方~

宮本延春
みやもとまさはる

人権・平和

宮本延春
みやもとまさはる

エッセイスト、元 高校教諭、作家
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想定する対象者

児童生徒を対象としますが、保護者もともに聴いて頂けると嬉しいです。

提供する価値・伝えたい事

なかなか分かりにくい「人権」というものを、家族を想うことで感じ取ってもらい「自分を大切にして欲しいのなら、人を大切にしなくてはならない」ということを伝えます。
そして、毎日暮らしているいる、この日常生活は当たり前ではなく、実はたくさん感謝することが隠れています。そこで、とっても簡単な「感謝の気づき方」をお教え致します。
また参考までに、落ちこぼれの経験から、学習のヒントもお話しいたします。

内 容

私の経験をもとに、お話しさせて頂きます。
私は、生まれてすぐに養子に出され、血縁関係のない家庭で育ちました。小学生の低学年からいじめが始まり、学校嫌いが勉強嫌いにつながり、中学ではオール1となり、いじめを苦に自殺未遂も経験しました。残念なことに先生は頼りにならず、父親からはDVと言えるほどの対応を受けていました。
中学を卒業するとき、漢字は自分の名前しか書けず、数学は九九が二の段までしか言えず、英語は知ってる単語がbookのみという落ちこぼれとなり、高校へは進学できませんでした。

中学を卒業後は、厳しい現場で見習い大工として働き始めますが、ヘマをすると殴られたり、道具で叩かれたり、ここでも理不尽な経験をしました。
その後16才で母を亡くし、18才で父を亡くし、兄弟も親戚付き合いもなく、天涯孤独となり、1ヵ月の生活費が13円という極貧の生活を経験しました。

世間の荒波にもまれるなか、転機はある建設会社で働きはじめたことで訪れました。
友だちの紹介で働きはじめ、すぐに辞めようと思っていましたが、この親方は心ある優しい方でした。
この親方のおかげで、私の中に変化が生まれました。それは、この親方を大切にしたい、恩を返したい、役に立ちたいという思いです。
この会社で私は、感謝する気持ちを学び、働く喜びを知りました。

そして、23才のときアインシュタインロマンというテレビ番組を見たのをきっかけに、物理学に興味を持ち、親方の応援もあって夜間定時制高校へ進学し、名古屋大学に合格し、大学院まで進み、思うところあって母校の教師となりました。
現在は、心臓病の長男と、自閉症の次男、二人の我が子をケアしながら、講演や執筆を行っています。
これらの経験を背景に、楽しくユーモアたっぷりにお話しさせていただきます。

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