人との出逢いで変わる人生
~オール1の落ちこぼれ、教師になる~

宮本延春
みやもとまさはる

モチベーション

宮本延春
みやもとまさはる

エッセイスト、元 高校教諭、作家
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想定する対象者

老若男女、皆さまに楽しんで頂けるはずです。
聴き終わったあと、少し心が暖かくなり、ちょっと元気が出てくる講演をさせていただきます。

提供する価値・伝えたい事

ベストセラー『オール1の落ちこぼれ、教師になる』の著者が、その半生をユーモアたっぷりにお話し致します。

落ちこぼれて、中卒で建築現場で働きはじめた頃、様々な疑問がわいてきました。
働くとはどいういうことなのか、自分は何のために生きているのか、幸せになるとはどういうことなのか……10代のとき、両親が相次いで亡くなったときから、ずっと悩んでいました。
当時働いていた会社では、幸せになれないと確信して退職して、その後、新たに働き始めた建築会社の親方が、心ある優しい方だった。

この親方に大事にされることで、はじめて「ここで働きたい。そして、恩を返したい。親方に喜んで欲しい」そう思いながら働くことを知った。

人のために動くと書いて「働く」と読みますが、この親方のおかげで初めてそれを知った。以前の現場では、金のために動く人間だった私が、大きく変わった時だった。

そして、働きぶりを認めてくれて、正社員として採用してくれたことで、私の生活は劇的に変わっていった。
人から受けた恩を糧に、なぜ生きるのか、なぜ働くのか、幸せとは何なのか、少しだけ分かったような気がした。

ここでは語り尽くせませんが、少しでも得るものがあるよう、元気になれるよう、笑顔になれるよう、お話しさせて頂きます。

内 容

オール1の落ちこぼれが社会に出て、どのような経験をしたのか、詳しくお話しいたします。

私は、生まれてすぐに養子に出され、血縁関係のない家庭で育ちました。特に父親からは愛情を感じられずに、辛い思いをしてきました。
小学生の低学年からいじめが始まり、学校嫌いが勉強嫌いにつながり、中学ではオール1となり、いじめを苦に自殺未遂も経験しました。
中学を卒業するとき、漢字は自分の名前しか書けず、数学は九九が二の段までしか言えず、英語は知ってる単語がbookのみという落ちこぼれとなり、高校へは進学できませんでした。
中学を卒業後は、見習い大工として働き始めますが、16才で母を亡くし、18才で父を亡くし、兄弟も親戚付き合いもなく、天涯孤独となり、1ヵ月の生活費が13円という極貧の生活を経験しました。
しかし、ある建設会社で働きはじめたのがきっかけで、私の中に変化が生まれました。それは、こんな私でも大切にしてくれる親方を大切にしたい、恩を返したいという思いでした。
そして23才のとき、あるテレビ番組を見たのをきっかけに物理学に興味を持ち、親方の応援もあって夜間定時制高校へ進学し、名古屋大学に合格し、大学院まで進み、思うところあって教師となりました。
現在は、心臓病の長男と、自閉症の次男、二人の我が子をケアしながら、講演や執筆を行っています。
これらの経験を背景に、普段の生活の中にある幸せなどについて、お話しをさせて頂きます。

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