想定する対象者
日本企業で働く外国籍社員。日本在住期間が浅く、日本人の特性や日本企業の独自性を十分に理解できていない若手新入社員を対象とする。(国籍はアジアが中心)
提供する価値・伝えたい事
【研修構築の考え方】
1.日本で働くうえで知っておくべき、独自の社会習慣やルールを理解してもらう
2.国ごとに特性に違いがあることを理解し、異なる価値観をもった相手を認める受容力を身につけてもらう
3.日本で活躍するために必要となる、グローバルスキルを修得してもらう
【研修で得られる効果】
❶日本人に対する理解の促進
⇒ 日本人の思考や労働慣行の独自性を理解でき、働くうえでのギャップや違和感が軽減します
❷異文化受容力の醸成
⇒ 国ごとに社会特性に差があることを理解でき、価値観の違う相手を受け入れる、異文化受容力を醸成できます
❸高度なビジネススキルの修得
⇒日本で働くうえでのベースとなる、グローバルスキルと社会人基礎力を修得できます
❹仕事に対するモチベーションの向上
⇒ 職務に対するやりがいやチャレンジ意欲を感じるようになり、仕事へのモチベーションが上がります
内 容
【研修❶】日本の特性理解研修 ※標準時間10:00~17:00(実質5.5時間)
・講義①日本の生活と文化: 日本の経済、法律、歴史、地理に関するイロハ
・講義②日本人の特徴: 日本人の同質性/和の精神/ハイコンテクスト性/独自の宗教観
・講義③マクロ的特性: 少子化/高齢化/女性の社会進出/若者の特性
・講義④日本の地域特性: 都道府県ごとの違い/「嗜好」に関する地域特性
・ワーク①暗黙知ゲーム(言葉のウラにある心理を読みとる)
・ワーク②日本人の理解できない言動について討議
・ワーク③日本の会社や仕事の疑問について討議
・ワーク④少子高齢化の国際比較について討議
【研修❷】日本で活躍するためのマナー・コミュニケーション力強化研修
※標準時間10:00~17:00(実質5.5時間)
・講義①印象操作: コミュニケーション力をアップさせる日本語の使い方/望ましい伝達方法
・講義②状況演出: 日本におけるコミュニケーションのTPO
・講義③独自の表現方法: ノンバーバルコミュニケーション/日本人の本音と建て前
・講義④ビジネスマナーの国際比較: 「非礼」と「常識」の国際比較/具体的なマナー違反事例
・ワーク①会話を弾ませるトレーニング
・ワーク②ノンバーバルコミュケーションゲーム
・ワーク③「敬語」と「タメ口」変換ゲーム
・ワーク④ビジネスマナーの国際比較に関して討議、発表
【研修❸】外国籍社員のためのキャリアマネジメント研修 ※標準時間10:00~17:00(実質5.5時間)
・講義①日本人の働き方: タイムマネジメントの重要性/個人主義と集団主義/プライベートのつきあい
・講義②日本のビジネス慣行: 望ましい上司とのかかわり方/ホウレンソウの重要性/根回しの必要性
・講義③キャリアパスの考え方: 終身雇用と年功序列/勤続年数の国際比較/発展空間について
・講義④仕事と職場に関する法律: 外国人特有の法律/雇用に関する法律/職場で起こるトラブル
・ワーク①チームビルディング体験ゲーム
・ワーク②社内のコミュニケーションに関する悩みを討議
・ワーク③個人のキャリアパスについて、日本人上司を交えて討議
・ワーク④今後のキャリア形成に関するワーク⇒個人発表の後に全体でディスカッション
根拠・関連する活動歴
①外国籍社員の多い企業(花王)で、外国人部下をマネジメントした経験がある
⇒香港、上海の駐在員として、長年、現地外国人スタッフをマネジメントしてきた
②日本で学ぶ外国人留学生の指導経験が豊富である
⇒非常勤講師として、これまで59ヶ国、延べ6000人以上の外国人留学生を指導してきた
③グローバル人材コンサルタントとして、一部上場企業数社で、外国籍社員育成プログラムの企画・運営を行っている
業務外の講師への取次は対応しておりません。