想定する対象者
・安全大会、企業の安全衛生責任者および担当者、現場の方々
提供する価値・伝えたい事
本講演では、言葉に依存して社会生活を送る視覚障害者からヒントを得た、見えるがゆえに職場で発生する曖昧さを排除しヒューマンエラーを防ぐことを目的としております。仲間と視点を合わせ、共通の言語を共有することで、災害ゼロを目指せます。
内 容
客室乗務員時代、航空機の安全を守る際、「よく見て確認すること」と教えられてきました。しかしながら「見える」ことが当たり前の世界では「見るとは何か」について考えることはありません。娘が全盲で生まれ、多くの視覚障害の方と接する中で、「見る」とは、個人の思い込み・主観・好みが入るため、非常に曖昧なものであることが分かりました。例えば、「丸い」という言葉一つとっても人間が頭の中で描くイメージは、バスケットボール、りんご、円盤と、みな視点が違います。他人が見ているものと自分が見ているものは違うため、言葉で伝え合う、引き出しあう、確認を取ることを行わなければ必ずヒューマンエラーが起こります。本講演では、災害ゼロの安全な職場となれる、仲間と同じ視点に立ち、共通言語の共有を可能とするコミュニケーションの取り方をお伝え致します。
業務外の講師への取次は対応しておりません。