想定する対象者
・新規事業企画担当者
・起業を考えている人
・農林商工系の行政担当者
・フェルミ推手に関心があり、その実践的な利用方法に関心のある方
提供する価値・伝えたい事
新しい商品、事業、ビジネスアイデアをもとに、事業化を考えるうえで、まず、その市場性並びに事業性を検討します。そのために最初に行うのは、そのビジネスがどの程度の事業規模になるのか、さらには、市場性として、どの程度の規模になるかを定量的に把握することです。
このために、フェルミ推定による市場規模並びに事業規模の推定の仕方をゲーム感覚で学びます。あなたの常識を使いながら、論理をくみ上げていく中で、どなたでも、それなりの数字に到達できるようにします。
このプロセスになれることで、これまで漠然と眺めていた世の中の様々なデータの中で、自分の考えるビジネスにおいて、どのデータが重要であるかの意識が芽生えてきます。
今、社会の色々なところで活用され始めているフェルミ推定の現実的な活用方法も学べます。
数字をもとにした論理の展開方法と楽しさを学べます。
内 容
・個人ごとではなく、3~4人程度のチームで実際の推定の作業を行っていきます。電卓を使いながら、一種のゲーム感覚で最後まで行いますので、楽しく学べます。
・最初に、市場規模と事業規模という用語の違いを理解します。
・フェルミ推定とは何かを開設します。ビジネス文脈ではないケースから始めることで、気楽に始めます。
・いくつかのケースをもとに、ビジネスの文脈で行われる推定を各グループで行います。また、その推定のもとになった論理性を発表します。
・一般的な推定方法から、よりビジネスの現場に近い環境での市場規模・事業規模の推定に挑戦します。
・最後に、新規事業的なアイデアをもとにした推定も行います。
・最後に、市場規模・事業規模の推定を行う上で、需要サイドの検討だけでなく、供給サイドの制約も考える必要があることを学びます。
・このセッションでは、携帯電話の電卓機能でも対応できますが、できれば、一人ずつ自分の電卓をお持ちいただけると、より楽しく自発的に学ぶことができると思います。
根拠・関連する活動歴
シリコンバレーで、画像処理半導体のスタートアップの立ち上げ、支援に関わる中で、常に、その市場性、事業性との勝負をしてきました。新しい技術、製品が、どのような背景のもとで、事業となり得るのか、遅すぎるのは当然問題なのですが、早すぎても市場が広がりません。その中で、定性的にだけでなく、定量的に市場を把握することが重要でした。
その後、ベンチャーキャピタルの仕事をする中でも、市場性、事業性と、収益性のバランスをいかにとるかが重要な作業でした。
これらの経験をもとに、起業を目指す人、地域で新しいビジネスを始めようとする方々に、そのビジネスの可能性を定量的に計算する方法を伝えてきました。
これまで、地域のスモールビジネスセミナーの中で、問題を進化させながら、エッセンスを理解していただけるようにアップデートしてきましたので、楽しく学びながら、目からうろこのような論理的思考法に挑戦できます。
業務外の講師への取次は対応しておりません。