2時間で学ぶマーケティングのエッセンス

臼井冬彦
うすいふゆひこ

経営戦略・事業計画

臼井冬彦
うすいふゆひこ

北海道大学観光学高等研究センター 客員教授 臼井事務所 代表
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想定する対象者

・営業、マーケティング部隊に所属し、マーケティングについて学びたい人
・マーケティングを学んだことがあったり、仕事をしているのだが、今一つマーケティングの役割、考え方にしっくり来ていない人
・企画畑の人
・新製品開発者、研究開発者
・新規事業企画担当
・非マーケティング所属だが、マーケティングに関心のある方

提供する価値・伝えたい事

マーケティング用語の個別の理解よりも、マーケティング的思考方法に焦点を当てます。
もちろん、基本的な基礎用語の説明も行いながら理解してもらいますが、マーケティングの本質的に目指すところ、エッセンスを理解することで、マーケティングマネジメントの目指すところ、マーケティングのプロセス並びにその思考方法、メンタリティを身に着けることを目指します。
その意味で、この講座は、部門にこだわることなく、ビジネスパーソンであれば、どなたにとっても、新しい視座を与えてくれるかもしれません。
本当の意味合いを理解することなく、専門用語としてのマーケティングの用語を使って、あたかもマーケティング的な説明であるかのような検討ではなく、本当に重要なポイントがなんであるかの論理思考を鍛えることにもなると思っています。

内 容

「マーケティングって何?」という疑問に答えるために、同じような業界にいながらも直接的に競争をしていない、いくつかの会社の事例をもとに、その理由、違いが何なのかをマーケティング的に解釈します。
 それを解釈するうえで役に立つ、マーケティングの用語をいくつか紹介し、その用語のうえで、上記の事例を解釈しなおします。ここでは、セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングなどの意味と実際の使い方を学びます。
 また、これらが、思いつきではなく、一つの論理のもとに展開されていることを理解することで、基本となるマーケティングプロセスについて考えます。
そのうえで、それに役立つマーケティング的な用語をいくつか紹介します。
 具体的展開策としてのマーケティングミックス(4P)と4Cを紹介し、それらが意味することを理解したうえで、各々の要素の重要なポイントを学びます。
もう一度、マーケティングプロセスの全体像に戻り、各々のマーケティング用語がどういう関係になっているかを確認し、論理的なツール、首尾一貫した論理の展開ツールとしてのマーケティングを考えます。
最後に、日々の生活の中で、どのようにしたらマーケティング的な思考方法・メンタリティが鍛えられるのか、ブラッシュアップできるのかについて、具体的な方策をお伝えします。

根拠・関連する活動歴

画像処理用半導体のビジネス、その後の3次元CADソフトウエアのビジネスにおいて、後発、もしくは新参者として市場に入っていく中で、マーケティング戦略を企業戦略の中心に置きながら会社を経営してきました。マーケティング戦略を会社のマネジメント・プロセスの中心にした事業運営です。その意味で、頭の体操、言葉遊びのマーケティングではなく、会社の収益増大に結びつくマーケティングを実践してきました。
その中で、世に出ているマーケティングの著作が、執筆者のバックグラウンドによって偏りがあること、収益増につながる発想が欠けていると感じるものもありました。これが逆にマーケティングの価値を減じてしまっているとさえ思ったこともあります。
それらの経験を踏まえ、用語、概念の解説よりも、それが本当に意味するところ、マーケティング的な思考方法、論理思考方法を鍛えることの重要性も実感してきました。
 実際の私自身の事業運営でのマーケティング実践に加え、その後、大学院での教育、さらには地域でのスモールビジネスセミナー、起業塾などで、ビジネスプランを作成していただく中で、マーケティングプランの作成から始めていました。そこで何を最初に検討するのか、どういう検討の仕方をするのかと伝えてきました。
 このセッションでは、マーケティング関心のある方、その実践方法について悩んでいる人たちに、マーケティングのエッセンスが何なのかを改めて考えてみることで、今後の自分のビジネスパーソンとしての自信につながることを期待しています

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