得?損? 50歳の転職は「自救自足」

東島 大
ひがしじまだい

ライフプラン

東島 大
ひがしじまだい

ジャーナリスト(元NHK記者) 熊本県民テレビ記者 熊本学園大学客員研究員
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想定する対象者

人生の半ばを過ぎ、身の振り方をふと考える多くのご同輩!

提供する価値・伝えたい事

多くの会社員が人生に迷う「50歳」。バブル採用から一転氷河期時代を経験した今の50代は、厳しい管理職競争サバイバルの一方で早期退職など新たな価値観を否応なく突きつけられる悩み多き世代です。50歳を迎え1300万円の年収をを捨てて人生の「生き直し」を決めた私自身と、同じ頃やはり相次いで退職した同期(著名人から無名人まで)の決断の理由とその後を紹介しつつ、50歳の転職に必要なものは何か。その先に待っているものは何なのかをご説明したいと思います。

内 容

1)自己紹介
NHKで記者一筋25年。硬軟様々なスクープをものにしてきた私はなぜ50歳で転職を考えたか。
2)50歳からの3年間に経験したのは怒濤のジェットコースター
うつ病で休職降格から一転会長表彰、父の死、熊本地震で被災、妻との別居&離婚、NHKから民放へ再就職、再婚&初めての子どもの誕生、認知症の実母を施設へ…。山と谷がありすぎだろ!(実話です)
3)なぜか周囲も同時期に次々転職
フリーとなった同期のUアナの場合は社会的にも大きな話題になりました。また同期の記者は私と同じように考え方の違いから辞職、フリーとして活動の幅を広げている。さらに私がよく知る先輩は、組織の中で冷遇・閑職に回され辞表を突きつけタブロイド紙に転職したものの、いまや押しも押されぬ有名ジャーナリストになっている。
いずれもマスコミ業界の例ではあるものの、会社の方針と個人のあつれき、社内での妬みや不当な圧力、そして50代での転職という、どこの組織でもあるハードルをどう乗り越えたかという点では共通しています。
4)若い頃の転職と違い、50歳の転職の最大の問題は「背負っているものが重すぎる」ということ。年収・家族・これまで積み上げてきた実績や自信。そこを天秤に架けると誰もが二の足を踏むのは当然です。しかし、もしも自分の人生に自信が持てずにいるのなら、生き直してみるのも大切ではないでしょうか。
自分のこれからに必要なもの、それはキャリアだったり自分が失いかけている自信だったりしますが、それを「自分で救って」いかなければ後に自分自身がゆっくりと壊れ、そこに口を開けているのは空しさだけかもしれません。人が社会で生きるために最も大切なものは、実は「自信」なのではないかと最近考えます。自分を取り戻して自分自身を知るを足る「自救自足」が中高年クライシスを救っていくのではないかと我が身を振り返って実感しています。
全員に転職を勧めはしませんが、自信を喪失しかけている人、若い頃のやりがいを失って途方に暮れつつある人。70歳まで現役と言われる今の時代、残りの20年をどう過ごすのか、大きな問題になってきます。うつ病に陥らないためにも「自救自足」を考えてみませんか。

根拠・関連する活動歴

自分自身や友人たちの経験を客観的に分析し、転職に向いているタイプや、そのために30代、40代からはじめる必要な準備などについてお話ししたいと思います。

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