魂の作家「石牟礼道子」を読む

東島 大
ひがしじまだい

文化・教養

東島 大
ひがしじまだい

ジャーナリスト(元NHK記者) 熊本県民テレビ記者 熊本学園大学客員研究員
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想定する対象者

文学ファン(石牟礼道子さんはもちろん、渡辺京二さんファンも)。
環境問題に関心がある方。

提供する価値・伝えたい事

ノーベル文学賞候補にも挙げられながら2年前に亡くなった作家・石牟礼道子。「現代に生きる巫女」とも「日本の近代を描いた唯一無二の作家」とも称される石牟礼の生き様と文学性を、近くから取材し続けた立場から読み解きます。

内 容

1)石牟礼道子と私
記者になる以前、中学生の頃恩師に勧められたのが石牟礼道子。その十数年後にご本人を取材する巡り合わせに感激しつつ、最大の理解者・渡辺京二さんとともにいつしか定期的に手料理をご馳走になる関係に。
2)ETV特集「日本人は何をめざしてきたのか・知の巨人たち第6回石牟礼道子」
そんな中、NHKの大型ドキュメンタリーシリーズ「日本人は何をめざしてきたのか・知の巨人たち」の一本として石牟礼さんを取り上げる番組の取材を担当。それまで「当たり前に」交流していた石牟礼さんの人生を緻密に再構成する仕事に直面し、私自身認識を改めることに。
3)もうひとりの巨人・渡辺京二
石牟礼さんを語る時、この人を抜きに語れないのが思想史家・渡辺京二さん。「逝きし世の面影」など近年ベストセラーを連発し、すっかり人気作家となったが、この渡辺さんこそが石牟礼さんの代表作「苦海浄土」を世に出した仕掛け人でした。二人の天才の特異な関係とは。
4)「石牟礼道子資料保存会」の活動
石牟礼さんの生前から渡辺さんが立ち上げた「石牟礼道子資料保存会」。生前親交のあったジャーナリストを中心に石牟礼文学を研究・分析する基礎となる膨大な資料を収集整理する組織で、熊本地震のため一度はグチャグチャになりながらも現在も活動を続けている。

根拠・関連する活動歴

上記の番組で第52回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞。
石牟礼道子さんの追悼文集「残夢童女」(平凡社刊)にも寄稿しているほか、上記「石牟礼道子資料保存会」研究員を務めています。

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