内 容
■ものまねは上達の近道
私は自分のことを天才と思ったことはありません。
自分と同じくらいの身体の大きさの選手を見つけては、「この人みたいなプレーがしたい」と真似し続けることには長けていました。
これが私の競技力向上の原点です。
全く同じようなプレーができなくても大丈夫。
大事なのは、イメージを膨らませることです。
■量はうそをつくが、質はうそをつかない
練習すればするほど上達するという人がいますが、私はそうは思いません。
ただ量を増やしても自己満足に過ぎないのです。
私は一つ一つの練習の質にこだわっていたので、全体練習が終わってから自主練をすることはありませんでした。
大切なのは、自分に何が必要かを考えて、それを得るためにどんな練習が必要なのかを考えることです。
■“あたりまえレベル”の水準を高く
よく周りから、「努力家ですね」と言われます。しかし、私にとってそれが努力とは思いません。オリンピックで金メダルを獲るために今やっていることはあたりまえのことだから。本当にその夢を目指すのか?強い思いがあれば、辛い練習も厳しい環境も、それはあたりまえに越さなければならない壁になります。壁を目の前に挫折してしまった場合は、本当に叶えたい夢では無いのでしょう。
業務外の講師への取次は対応しておりません。