想定する対象者
企業や組織のマネジャー(部長・課長)。慢性的な繁忙を自ら抱えているなかでメンバーやチームの状態を把握し、モチベーションアップや成長支援のために関わり成果を上げる立場にいる方(そのテーマについて苦労されている方、組織のマネージャー)。
提供する価値・伝えたい事
今日のマネジャーが直面する繁忙や役割の重さを考慮し、困難な環境下でもメンバーとの「関係の質」を向上させるための自他を「観察」する力を伸ばします。
その結果、組織内の基盤になる心理的安全性を高め、1on1などの「対話の質」を向上させ、メンバーへの成長支援の水準を高めます。
従来の他者の「思考」「感情」など観察して対応することについて、よりシンプルでかつ「身体感覚」までもカバーする新アプローチです。また、従来は他者のマネジメントが中心でしたが、それ以前のマネージャー自身の状態を観察するという「セルフマネジメント」に重きをおいています。
内 容
[内容概略]
最近注目されている自律神経の理論を活用。マネジャー自身や他者の状態(思考、感情、身体反応)などを把握できる「観察」の仕方を理解していただきます。
この「観察」によって、他者の「言葉に表していない真意」が汲み取れるようになり他者の心理的安全な環境が体験的に整えていただきます。
マネジャー自らこの理論を用いて、心理的、身体的にリラックスした状態を実現。自分の冷静な判断や他者との時間を感情の影響を受けずに柔軟で穏やかな態度で接することができるようになって相手との関係が向上して対話の質が高まることを実感できるでしょう。
[進行例]
1)講義
・今日のマネジャー、リーダーの抱える繁忙状況の解説
・複雑な状況をシンプルにする「観察型のマネジメント」の解説
・自律神経理論で「人の状態」を3つのモードで表す
2)演習1
・自分の観察について慣れる
一日の自分の行動を振り返って、どんなモードで仕事や協働していたかを振り返る
3)演習2
・3つのモードを対話で使いこなす(ロールプレイ)
根拠・関連する活動歴
①関連書籍を2024年3月にリリース「部下との対話が上手なマネジャーは観察から始める ポリヴェーガル理論で知る心の距離の縮め方」(日本能率協会マネジメントセンター)。
②マインドフルネスのビジネス活用に取り組んでおり、経験10年。欧州団体IMAで「MBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間プログラム」の認定講師。「思考」「感情」「身体感覚」についての観察・内省に関しては実践・指導の経験が豊富です。
業務外の講師への取次は対応しておりません。