想定する対象者
企業や組織で新人や若手社員を育成・指導するトレーナー、インストラクター、メンター、エルダーなどの人材。忙しい中で新人若手に対して、育成・指導について不安やストレスを抱える方に特に有効です。
提供する価値・伝えたい事
OJTのペアをチームとして捉えることが特徴の相互理解や相手の尊重を重視するOJTです。2人の関係構築を最優先して進めていきます。育成のストーリーを4段階に分けて、その各段階に応じて新人や指導者(トレーナー、インストラクター)に必要な指導のポイントや対話のエッセンスを紹介します。
経験を通じて若手指導者の指導力、リーダーシップを培い、被指導者の成長を促します。
内 容
[内容概略]
OJTの成長段階を4段階に分けて紹介。前半の2段階を「任せて・見る(教える期間)」段階。後半の2段階を「任せ・きる(育てる期間)」に分けて段階ごとの関わり方の変化を理解します。
(①スキルの進捗、②本人の意欲、③指導者として指導・支援のポイント)
また初期段階で特に大切な、2人の相互理解・関係構築について必要な知見や指導について学びます。
[進行例]
1)環境認識
・OJTや育成が難しくなった環境認識
2)OJTの4つの段階
・講義:OJTの基本ストーリー
・段階1 任せて・見る①(初学者の段階)
・段階2 任せて・見る②(こなしている段階)
・段階3 任せ・きる①(一人で背負う段階)
・段階4 任せ・きる②(キャリア的に自律した段階)
・演習:自身が育成する相手の状況を理解。自分の指導課題を検討。
3)相互理解・関係構築で大切な3つの対話
・講義
・日々の指導・内省支援(経験学習サイクル)
・お互いのタイプの違いと価値観の相互共有
・キャリア支援の視点
・演習:自身が育成する相手の傾向を理解。自分の指導課題を検討。
4)まとめ
・この時間で学んだこと。現在の指導状況の課題やテーマを抽出。
・これからの指導に活かしたいこと
根拠・関連する活動歴
①関連書籍を2024年3月にリリース「部下との対話が上手なマネジャーは観察から始める ポリヴェーガル理論で知る心の距離の縮め方」(日本能率協会マネジメントセンター)。
②部下育成に関してOJT(On-the-Job Training)関連書籍を2014年にリリース。「自分ごと」だと人は育つ: 博報堂で実践している新入社員OJT 1年間でトレーナーが考えること」(日本経済新聞出版社)。2014年日本の人事部主催「2014年度HRアワード書籍部門最優秀賞受賞」。書籍と受賞がきっかけで各業種のOJT施策支援、育成支援の経験を積んできた。
業務外の講師への取次は対応しておりません。