ビジネスリーダーの観察力を磨き心理的安全な環境をつくるリーダーの「セルフマネジメント」

白井剛司
しらいたけし

リーダーシップ

白井剛司
しらいたけし

・人材育成・組織支援 講師・コンサルタント ・マインドフルネス講師・指導者 ・自然・農場で行うワークショップ研修ファシリテーター
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想定する対象者

企業や組織のマネジャー(部長・課長)や数名のメンバーを束ねて成果につなげる役割のビジネスリーダー。慢性的な繁忙状況に置かれながらも、率いるメンバーを束ね、モチベーションを引き出して、成果を創出して新しい仕事を想像する立場にいるすべての方。

提供する価値・伝えたい事

大きな成果と新しい仕事を創造することは、協働して率いるメンバー(=チーム)モチベーションアップなくして成し得ません。しかしながら今日のような慢性的な繁忙や高速・複雑な業務環境ではメンバーのマインド、関係性を良好に保つことは非常に困難な状況です。
このような状況からこの10年ほど、「心理的安全」という言葉が一般的になってはいますが、組織の心理的安全性をつくり出すには、「自分の外側のマネジメント」ではなく、「リーダー本人のセルフマネジメント」が必要です。この考え方と、具体的には自分をマネジメントするうえで必要な「観察力」について、参加者の現状や行動を振り返りながら理解していきます。

内 容

[内容概略]
冒頭では今日企業や組織のマネジャーやリーダーが置かれている繁忙状況について理解します。マネジャー、リーダー自身が適切な判断ができる状況ではないことを確認します(過度なストレス、疲労、マルチタスクや役割の板挟みによる混乱)。この状況で適切な判断、アクション、発言を起こすうえではまず自分や状況に起こっていることを冷静・適切に把握・選択していくことが大切です。
この把握力の鍵となるのが自分と他人の「観察力」です。この力は高度・複雑な力ではなく、自分や他人を3つのモードで人の心や身体をシンプルに特定・把握する、というものです。この3つの分類は注目されている自律神経の理論をビジネスの人間関係に応用した考え方です。
この3つのモードの理解によって、修正できない自身の傾向、なかなか好転しない人間関係、指導・支援の結果が出ない部下(肌のメンバー)の対応が、従来よりもシンプルな考え方で対応できるようになります。


[進行例]
1)講義
・今日のマネジャー、リーダーの抱える繁忙状況の解説
・複雑な状況をシンプルにするうえで必要な「セルフマネジメント」の解説
・自律神経理論で「人の状態」を3つのモードで理解する

2)講義・演習「1番目のモード:赤」の理解
・「闘う・逃げる」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・傾向を振り返る

3)講義・演習「2番目のモード:青」の理解
・「固まる・動けなくなる」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・傾向を振り返る

4)講義・演習「3番目のモード:緑」の理解
・「安心・つながり」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・傾向を振り返る

5)演習
・チームや部下(メンバー)でのこの知識・スキルの応用について考える

根拠・関連する活動歴

①関連書籍を2024年3月にリリース「部下との対話が上手なマネジャーは観察から始める ポリヴェーガル理論で知る心の距離の縮め方」(日本能率協会マネジメントセンター)。
②マインドフルネスのビジネス活用に取り組んでおり、経験10年。欧州団体IMAで「MBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間プログラム」の認定講師。「思考」「感情」「身体感覚」についての観察・内省に関しては実践・指導の経験が豊富です。

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