ビジネスパーソンが自律的にウェルビーイングな状態をつくるセルフマネジメント(マインドフルネスinビジネス)

白井剛司
しらいたけし

人材・組織マネジメント

白井剛司
しらいたけし

・人材育成・組織支援 講師・コンサルタント ・マインドフルネス講師・指導者 ・自然・農場で行うワークショップ研修ファシリテーター
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想定する対象者

ビジネスパーソン全般が対象です。慢性的な忙しさの中でマルチタスクをこなして、関係者間の協働を円滑にしてその結果として成果創出を求められますが、そのなかで肉体的、精神的なストレスを経験している方、組織に向けたプログラムです。

提供する価値・伝えたい事

今日の慢性的な忙しさの中で職場でストレスを抱えている人の割合は年々増えています。厚生労働省の調査(令和4年 )では82.2%の労働者が職場で強い不安、悩み、ストレスを感じているという結果がでています。潮流としては一人ひとりの繁忙は更に高まっていくことが予想されます。
このような状況に対応し、「自分自身の心身の状態の把握とセルフケア」「他者の観察と適切な関わり方の改善」に有効なのがセルフマネジメント・スキルとしてのマインドフルネスです。
このプログラムでは、マインドフルネスの幅広い知見の中で、ビジネスシーンで有効な、自分の理解・ケアと対人コミュニケーションに有効とされる知識・スキルを提供します。
ビジネスパーソン向けであることを強く意識し、「実践(体験)」と「理解」の両面から理解していただきます。

内 容

[内容概略]
ビジネスパーソンは日々忙しさ・ストレスを慢性的に経験しており、その要因は「仕事の量」「仕事の質」「対人関係」とされていますが、まず今の職場・仕事の環境環境としての困難さを構造的に理解します(マネジャーの慢性的繁忙、メンバーの慢性的不安、職場の人間関係の希薄化)。
そのうえで、タフな環境で個人や職場の協働者がどのような心と身体の状態で仕事しているか?について最新の自律神経の理論から3つのモードの状態を理解します。
そして今日の困難な状況を自らの知識・スキルで心身の健康を維持する「セルフマネジメントとしてのマインドフルネス」について理解します。
マインドフルネスは、幅広く応用が効くものですが、今回は心と身体の3つのモードに応じた「気づいて→対応する」の順番で紹介し、経験していただきます。
ビジネスパーソンに向けて、「実践(実体験)と理屈での理解」の両立を大切にして伝えます。


[進行例]
1)講義
・今日のすべてのビジネスパーソンの抱える忙しさやストレスの構造的理解
(マネジャーの慢性的繁忙と疲弊、メンバーの慢性的不安、職場の関係性希薄)
・自律神経理論で「人の状態」を3つのモードで理解する

2)講義・演習「1番目のモード:赤(過度な覚醒度)」の理解
・「闘う・逃げる」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・(失敗)体験を振り返る
・実践:赤(過覚醒)モードを落ち着かせる「受け流し」のエクササイズ


3)講義・演習「2番目のモード:青(低い覚醒度)」の理解
・「固まる・動けなくなる」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・(失敗)体験を振り返る
・実践:青(低覚醒)モードを落ち着かせる「アクティブ化」のエクササイズ

4)講義・演習「3番目のモード:緑」の理解
・「安心・つながり」反応のメカニズム
・演習:参加者自身の経験・(成功)体験を振り返る
・実践:緑(適正な覚醒)モードを維持・拡大する「レジリエンス」を高めるエクササイズ

5)総括・振り返り
・演習:日常で今回の学びの理解・エクササイズを活かせる可能性について

根拠・関連する活動歴

①関連書籍を2024年3月にリリース「部下との対話が上手なマネジャーは観察から始める ポリヴェーガル理論で知る心の距離の縮め方」(日本能率協会マネジメントセンター)。
②マインドフルネスのビジネス活用に取り組んでおり、経験10年。欧州団体IMAで「MBSR(マインドフルネスストレス低減法)8週間プログラム」の認定講師。「思考」「感情」「身体感覚」についての観察・内省に関しては実践・指導の経験が豊富です。

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