想定する対象者
一般企業・官公庁・公共団体・教育機関 等の管理監督者・リーダー
中小企業の経営者
(企業・銀行・病院・自治体・商工会・商工会議所・公共団体 等)
1998年以降、日本における自殺者数年間3万人以上という現状。交通事故死が年間7000人弱のデータと比べるといかに自殺率が高いかに驚かされます。ひとりの人材を失うということは、家庭において、職場においてどれほどの損失でしょうか。そして残された人たちへの影響力は計り知れないものがあります。
職場における労働者の安全と健康の確保をより一層推進するため、平成18年4月1日労働安全衛生法が改正・施行されました。労働者の健康管理について、事業主の責任は年々大きく問われています。
提供する価値・伝えたい事
働くメンバーの心と身体の健康が伴わないかぎり、組織の発展はありません。健康だから意欲が湧く、集中できる、新発想も湧いてくる!です。従業員の心と身体の健康を守ることは管理監督者の仕事であり、その位置づけは“コスト”から“投資”時代に入ったと言えるでしょう。当研修では管理監督者のメンタルヘルス意識を高め、いかに従業員支援体制を整えてゆけばよいかを、法律や事例に基づき学び、そのスキルを体得していただきます。
1.職場において健康教育が行われていて労働者の意識が高い
2.メンタルダウン者の早期発見を心掛け実践対応をしている
3.治療につなげるシステム作りが出来ている
4.職場復帰体制が整っている
5.職場のコミュニケーションが活性している
6.個々がスキルアップのできる意欲的な職場である
7.メンバーが仕事の意味・目的を共有している
そして
8.管理監督者が職場のメンタルヘルス推進をラインの仕事として認識し、実践行動をしている
1~8をすでに構築している組織はなかなか見つからないと思います。しかし戦力としての人材育成のために、
業績向上のしくみ作りとして、まずは出来るところから踏み出していただきたいと思います。御社の、貴組織の
メンタルヘルス体制推進で急務のところはどこですか? 特に管理監督者の8番項目は推進において重要なポ
イント、根幹といってもいいでしょう。管理監督者は日々忙しい方々です。しかし「今この時間がない」からではな
く、明日の組織活性・売り上げ向上の投資時間として、管理監督者研修で心の健康つくりを強化しましょう。
内 容
( 研修:3時間~1日間 ) (進め方:講義・ワーク・実習トレーニング)
1.職場におけるメンタルヘルスのあり方
(1)心の病に関する日本の現状
(2)なぜメンタルヘルスの取り組みは必要なのか
・労働安全衛生法の視点から
・CSRの視点から
・人材資源の活性化と収益の視点から
(3)組織として取り組むべきこと
・事業場として
・管理監督者として
・相談体制の枠組み
2.メンタルヘルス不全事例研究
(1)事例研究(年齢別・階層別・職種別)
(2)回復事例
(3)精神疾患について(うつ・神経症・心身症)
(4)精神疾患の予防と早期発見対応
3.メンタルヘルス4つのケア
(1)セルフケア
・ストレスとは何か
・ストレスチェック診断
・ストレスマネジメント実践
・アサーティブコミュニケーションを体得する
・物ごとの考え方への取り組み*
・キャリアマネジメントに視点を活かす
(2)ラインケア(管理監督者として)
・いつもと違う部下の早期発見
・メンタル不全の部下への関わり
・職場における連携をめざす
・職場のコミュニケーション力向上
・アクティブリスニング演習
(3)事業場内ケア
・産業医と産業保健スタッフの役割
・人事労務スタッフの役割
・安全衛生委員会の設置へむけて
・職場の相談窓口の設置と活用
(4)事業外ケア
・地域産業保健センター等公的機関について
・精神科、心療内科について
・外部EAPの活用について
4.メンタルサポートの実践にむけて
(1)職場で対応できること
(2)職場外との連携が必要なこと
(3)メンタル不全予備軍への予防と対応
(4)上司の部下面談のコツ(早期発見へ)
5.質疑応答まとめ
根拠・関連する活動歴
・産業カウンセラーとして心の健康づくりに関する講演・研修・セミナー・講座の依頼で各地を廻る
メンタルのテーマのみで年間約70件以上
・2007年からは組織において個人のカウンセリングも担う
同時に管理監督者へのコンサルテーションも行う
・2008年からメンタルヘルス推進支援の専門家としてコンサルタント業務を開始
事業場におけるメンタルヘルス推進体制のシステム構築の助言を行う
業務外の講師への取次は対応しておりません。