組織の活力を生み出す「ビジネス・コーチング」研修

仲谷 康
なかたにやすし

コミュニケーション

仲谷 康
なかたにやすし

人材育成・経営コンサルタント ビジネス・コーチ
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想定する対象者

・自治体職員、民間企業のマネジャー、マネジャー予備軍。
・小学校から大学、専門学校等の教職員(別途教職員向けプログラムあり)。
・人間関係や組織活性化に悩む組織人。
マネジャーには多くのスキルと役割が求められます。スキルとして最も重要なものは「ヒューマン・スキル(人間関係構築スキル)」と言えるでしょう。なぜなら人間関係を構築しチームを束ねることができなければ、マネジャーとしての基本OSが無いに等しいからです。その上にどんな優秀なソフトを乗せても「走る」事はないのです。また「役割」としてはチームや個人の育成が重要視されます。いつまでたっても成長のない個人や組織では働きがいも見いだせないし、企業としても活力はなく成長はないでしょう。

これらの1つの「スキル」と1つの「役割」だけを取ってみても、現場のマネジャーに取っては大きな悩みである場合は多いのです。その原因は体系的に「人間関係構築スキル」や「育てる」を学んだ事がないからです。
人間関係構築スキルは苦手意識のために敬遠され、「命令」で片付けられてしまいます。
「育成」については何をどうして良いのかわからず「とりあえずOJT」で一緒に仕事をしていればいつかは育つのだろう、程度の認識も多いのではないでしょうか。
マネジャーは早急に最低でもこの「スキル」と「役割」をこなす人材にならなければ組織は活性化されないのです。

提供する価値・伝えたい事

コーチングは「育てる行為」「可能性を引き出す行為」です。
コーチングは人間関係構築スキルを駆使して「育てる」「引き出す」を可能にしていきます。
そしてこの技術を持つマネジャーはマネジメントの質を格段に向上させます。
なぜならマネジャーとしての基盤である「人間関係構築スキル」と「育成の役割」をコーチングを体得する事で同時に強化できるからです。
具体的なコーチングのスキルを活用し、非生産的な人間関係の摩擦から脱却して、目的に集中し成果を効率的に達成するマネジャーになっていただきたい。
また、多くの学びを共有できるチーム作りが可能なマネジャーになっていただきたいのです。
本研修では第1日目で必要最低限で実際に使えるスキルをお渡しします。今日から使ってほしいのです。

内 容

●研修プログラム案 2日間バージョン
参加定員30人~40人

<第1日目>
マネジメントの基盤を作る「ビジネス・コーチング」の基礎知識
・ コーチング=育てる行為と技術
・ マネジメントとコーチングの関係 ~組織の活力を生み出すマネジメント~
・ マネジメントの4つのスキルとマネジャーの3つの役割
・ OJTを円滑に進めるコーチングのスキル
・ コーチングのGROWモデルとコーチングの流れ

コーチングの「観察のABCG」 ~すべては観察からはじまる~
・ 可能性を引き出すために、本当に人を観ていますか?
・ 観察のABCG 
~Acquisition:取得、習得するもの/Behavior:行動/Conception:観念、見方、考え方/Goal:目標~
・ プロファイリング
・ 私たちの人を見る視点と枠組み

ビジネス・コーチングの中心スキル「かきくけこ」
・ コーチングを支える「かきくけこ」のスキル
・ 「か」:環境のスキル・観察のスキル
・ 「き」:聴くスキル
・ 「く」:クエスチョンのスキル
・ 「け」:計画のスキル
・ 「こ」:心のスキル

ヒーロー・インタービューによる「かきく」の実践と確認
・ 「わかったつもり」と「運用能力」は別
・ 体験的コミュニケーションの中で「かきく」の実践と確認



<第2日目>

前日までの振り返り

「やる気」再考 ~「やる気を出せ」と言われても出せるものではない~
・ 「やる気グラフ」でやる気の状態を把握する
・ 「やる気の4態」別のアプローチ方法

GROWモデルの「Reality」
・ あなたの「現実」と部下の「現実」
・ 現実の違いを感じるエクササイズ ~ブラインド・ウオーク~
・ それぞれの現実(立場の違いと指示命令のあり方)を見直す

コーチングを体験するロールプレイ ~まずは体験してみよう~
・ 部下と上司のロールプレイ
・ いくつかのケースにもとづいてコーチングを体験
・ コーチングのあり方についてディスカッション&シェア

参加者同士のコーチング実践 ~コーチング・ペア~
・ 自分のコーチング実践の活動プランを参加者相互コーチング
・ コーチング実践の活動プラン作成
・ 参加者同士の1ヶ月間相互コーチングの「契約」

まとめ

*この1ヶ月後、1日のフォロー研修を実施する方が望ましい。

根拠・関連する活動歴

日本のコーチングの草分け的存在である本間正人氏に早期より師事し、コーチングのコンセプトとスキルを直接学ぶ。
また、2000年より研修講師として全国の自治体、企業に対してコーチング研修、マネジメント研修等を多数実施し、研修講師としての実力も研磨。コーチとして、コーチングを研修で伝える講師として両側面から実力を向上させている。
さらに1993年より経営コンサルタントとして活動を開始しており、企業現場での実践的なマネジメント経験を持ち、経営全般、マネジメント全般から広い視野でのコーチング研修が可能。

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