映画「おにぎり」
えいが「おにぎり」
映画作品
映画作品
「稚内発・学び座」の斉藤耕一監督作品。オカリナの第一人者宗次郎の音楽にのせて、都会から逃げ出してきた若者2人がコメ作りを通して成長していく姿を主軸に描く。自然界との対峙・経済社会におけるコメ事情・生き物の循環・親子や夫婦の絆など、“人生のすべてが詰まっている”作品である。
属性 | 音楽・芸術関係者 |
---|
属性 | 音楽・芸術関係者 |
---|
講師ジャンル
|
文化・教養 | 演芸・演劇 |
---|
映画「おにぎり」のプロフィール
<経歴・活動歴>
■監督:斉藤耕一(1929年~2009年)
スチールカメラマン時代、石原裕次郎とは公私共の親友。1965年、映画監督としてデビュー以降、優れた作品で日本の映画界を牽引。98年「稚内発学び座〜ソーランの歌が聞こえる」は、全国ソーラン祭りの火付け役。74年文化庁芸術選奨、文部大臣賞、94年紫綬褒章受章、2000年勲四等旭日小授章、日本映画シナリオ功労賞、03年日本映画批評家大賞プラチナ大賞受賞。
■音楽:宗次郎/オカリナ奏者の第一人者。上映時間:120分
■あらすじ
無一文で、都会から駆け落ち同然に逃げ出してきた若いカップル慎二(吉永雄紀)と友美(大貫あんり)。行くあてもなくふたりは、とある農家に転がり込む。そこでは、百姓シンガーを名乗る主、篤郎(須貝智郎)と妻・トシエ(浅茅陽子)を中心に、人々が集まり共同生活を営んでいた。校内暴力に怯える元教師(江原修)、議員秘書であったという横柄な男(岡村洋一)、楚々とした美人マダム(松原智恵子)。農業に励み、生き生きとした生活を送る彼らは、ふたりを温かく迎えてくれるが、一時のアルバイト感覚であった慎二と友美には、土と汗にまみれて働く生活は耐えがたいものだった。逃げ出そうとするが、怪我をして通りがかりの男(永島敏行)に助けられ、行くあてのないふたりは仕方なく農作業を手伝い始める。
■メッセージ
コメ作りを通して、真に自然界や動植物や仲間と対峙。喜怒哀楽が溢れる中で、親子・夫婦・そして地域が絆を取り戻す“再生と循環”の映画。コメの命を通して、人間の真の生き方を問いかける作品である。
業務外の講師への取次は対応しておりません。