想定する対象者
・労働組合 若手組合員(新入組合員~3年目組合員)の方々
・企業 ビジネスパーソン(新入社員)の方々
提供する価値・伝えたい事
新しい職場に向けて漠然とした不安を抱えながら社会人になる人がとても増えています。第一の理由は何といっても“職場の人間関係”です。学生時代とは違い、仕事という目的が発生するだけに、新しい人間関係の中で、これから自分をどう表現したらいいのか、よりよい相手との関わり方について詳しく知りたい・・・など不安は尽きません。
それだけに先ずは目の前に立ちはだかる漠然とした不安を解消し、これからの「切磋琢磨しながらともに成長できる仲間」作りは不可欠です。
テーマは自己理解と他者理解です。わたし達人間は、自分を理解できている分でしか相手の事を理解することはできません。組織の一員として、また、役割達成に向けて“自分の目標を大切にし、周りの人との関係も大切にする”ためのコミュニケーション方法や自分自身のあり方・心構えを“自分ごと”として考えるきっかけを作ります。また、自分の強みの発見と他者とのコミュニケーションバランスのとり方を身につけましょう。
内 容
「対話」を生む話の聞き方のポイントは、耳だけでなく「こころ」をしっかり傾けて、事柄だけでなく相手の言葉の中に含まれる「意図・気持ち・隠れたメッセージ」に関心を持って聴くことです。
そうすることで、相手は「自分のことに興味を持って聴いてくれている」と感じ、自分自身の「気持ちの動き」と向き合うことができるようになり、「対話」を通して心理的な距離が近くなり信頼・積極的な気持ちが生まれます。
① 相手に関心を向ける・注意の集中 ( 距離・位置・角度・目線)
② 相手のボディ・ランゲージを意識する (声の調子・表情・リアクション・etc )
③ 黙って聞く ( かぶせてしゃべらない・話の腰を折らない・会話泥棒にならない)
④ あいづち ( 相手に反応する・興味を示す)
「なるほど」「そうですか」「ええ」「はい」
⑤ ドア・オープナー ( 相手が話すのを促す)
「それで?」「たとえば?」「その点をもう少し詳しく聞かせていただけますか?」
⑥ ファクトリスニング (自分の聞き取りがあっているかを相手に確認をする聴き方)
A. リフレイン (自分の考えを加えずに相手の言った言葉を一度そのまま返す)
「なかなか思い通りにはならないなぁ・・・」→「思い通りになっていないんですね」
B. 言いかえる・要約する (相手が長く話していることをまとめる)
「うまくいっていないんだね」「あなたが言いたいことは・・・ということですね」
C. 気持ちを確認する (言葉に含まれる相手の気持ちをくみ取って言葉にして返す)
「なかなか思い通りにはならないなぁ・・・」→「思うようにいかなくて困っている・辛いのですね
業務外の講師への取次は対応しておりません。