想定する対象者

ビジネスパーソン、一般の方々
トレーニングの代表的なエクササイズであるスクワットは、トレーンングを知らない人にとっては単なる「立ちしゃがみ」です。私たちは日常的にその立ちしゃがみを繰り返しています。その立ちしゃがみのやり方が運動力学的に腰や膝に負担のかかる動作になっていることが非常に多く見られます。
これは、日本人の民族習慣が影響を与えています。日本人は農耕民族で田植えをはじめ腰を深く屈める動作や習慣が体にインプットされています。また、床に座る文化である「坐」の習慣が膝を優位に働かせる大きな要因であることは否めません。
ところが現代では椅子の普及により床からの立ちしゃがみの機会は一昔に比べ、かなり少なくなっていますが、その動作習慣はなかなか変えられるものではありません。したがって、生活環境はここ数十年で目まぐるしく変わりましたが、人に染みついている動作や姿勢は簡単には変えられないため、体に負担を掛けてしまうといった例が後を絶ちません。
体の使い方を現代人の生活環境に合わせたものにアップデートすることにより、快適で痛みのない健康的な生活が送れるようになります。

提供する価値・伝えたい事

日常の、どんな姿勢や動作にも「理にかなった正しい動き」があります。
理にかなった、正しい姿勢や動作は体のつらい痛みや問題を起こす負担を軽くしてくれます。消耗品である体を節約できるとしたら？長く健康でいることができます。効率的な体の使い方、簡単で誰にでも出来る効果的な体のケアの方法をレクチャーします。
例えば、腰や膝が痛いといった場合、その痛みのほとんどが痛みの箇所に原因があるのではなく、その痛みを作る動作や姿勢に問題がみられることがほとんどです。

内　容

1.あなたの姿勢は無理が多い？
私たちは仕事や日常生活で様々な姿勢を行います。それらは、同じパターンを繰り返すものが多く、その習慣こそが体の癖を作り、無理がかかっているところにやがて「痛み」となって危険シグナルが現れてきます。
体の構造・機能の観点から「どんな姿勢がどこに負担をかけ」そして、「どんな姿勢で仕事や生活をすればいいのか」実際に体験しながら覚えることができます。
◆膝痛、腰痛、肩コリは自分で作っている
◆よい姿勢の要は、骨盤と背骨
◆重心により体の緊張が取れる！楽な立ち方・座り方

2.無理な動作と楽な動作
私たちの体は多少の無理がきくような耐久性を持ち合わせています。少々の無理な動作でも動けてしまいます。
しかし、無理を続ければ体は確実に消耗します。人生で長く健康でいるためのコツは、消耗品である体のパーツを節約して使うことです。無理のない動作は、楽な動作であり、体を長持ちさせます。
◆「その動作ちょっと待った！」体の痛みは自分で作っている
◆あなたは一日に何回「立ちしゃがみ」を繰り返しますか？理にかなった「立ちしゃがみ方法」
◆肩こりさん必見！正しい「手」の使い方

3.体メンテナンス法
仕事や生活で酷使した筋肉は硬くなります。硬くなった筋肉に対し、一般的には「ストレッチング」を行いますが、慢性的に硬くなった筋肉はストレッチングした直後はいいのですが、またすぐに元の硬い筋肉に戻ります。快適な体は、筋肉の状態をバランスよくすることで獲得することができます。つまり、体を正常な状態にすること。辛い体をガマンすることはありません。
◆オフィスでできる「簡単！カラダのコリ解消法」　＊ビジネスパーソンの場合
◆自宅でできる「簡単！カラダの疲れ解消法」　＊一般向けの場合
◆体は正しく動かせば、ノーマルに戻る「アクティベーション」
・アクティベーション1　腰の痛み・疲れ編
・アクティベーション2　背中の痛み・疲れ編
・アクティベーション3　肩、首の痛み・疲れ編　
＊アクティベーションとは、体の使っていない部分を動かすことにより有効化するメソッドです。

４．快適健康生活へのご提案
健康であるということは、普通に生活ができることであり、痛みにこらえたり不自由さを感じたりしながら生活することではありません。例えば、辛い膝の痛みに耐えて階段を上らなければならない。呼吸もきつくなる。これでは、階段も上りたくなくな
ります。階段を上ることを避ければ、足腰の筋力は低下し、さらに膝の痛みのリスクが増加してしまいます。
このような負の連鎖を知らずに「歳だからしょうがない」の考えは、とても「もったいない！」のです。体の理にかなった使い方とメンテナンスで体は確実に長持ちさせることができます。そして、体を快適なレベルに持っていければ「快適健康生活」は
誰にでも達成できるものなのです。
◆トレーニングはきついだけじゃない？正しく動かすことがトレーニングです！
◆快適な体作りのためのエッセンシャル・エクササイズ
◆大切なのは「体力」誰にでもできる「体力養成法」

＊所要時間：60～150分で可能
＊人数規模：10～50名
＊一行人数：1～2名
＊受講対象者・目的等により内容構成致します。
＊肩こりをメインに行う場合は、それに特化した内容に変更します。
＊オフィスでの実施も可能。実際に、仕事中のイスに座りながらのメンテナンスなどもできます。

根拠・関連する活動歴

自身の30年以上に及ぶトレーニング経験から多くの体の神秘に気づき、その信ぴょう性を自ら精査し、役立つ知識や技術を追究しています。
とりわけ、体の痛みについて、その原因は多岐にわたり、日常生活での姿勢や動作が関わる運動力学、体の使い方の片寄りによる筋力のアンバランス、思考法や性格によるマインドとフィジカルの結びつきについて広く、深い学びを続けています。
コンディショニングトレーナーという職業柄、クライアントの体の癖や性格を見抜く習慣がついていることと、自身で学んできたことを擦り合わせ、どのようにすれば問題が解決できるのかを本質的観点から考え、体の歪みや筋肉のアンバランスを整え、痛みの消失や緩和を根本的に改善できるよう日々取り組んでいます。