想定する対象者
建設業の中小企業経営者(協力会社)
建設業の元請企業
平成29年(2017年)には建設業界において社会保険・労働保険の加入状況について、
【企業単位】:加入義務のある許可業者について 100%加入
【従業員単位】:製造業相当の加入(参考)製造業の加入状況雇用保険:92.6%社会保険:87.1%
を目指すということになっており、最終的には法律上加入の義務があるにも関わらず社会保険未加入の企業に対しては、工事現場から排除する(建設業の許可・更新を行わない)ということになります。この問題に元請企業の協力会社様は、今後5年間で対応していかなければなりません。
提供する価値・伝えたい事
建設業における社会保険未加入問題の具体的に実施される対策、元請会社様・下請会社様が具体的にどのような対応をしなければならないのかを理解します。
内 容
1.建設業における社会保険未加入問題の対策とは
(1)建設業の再生と発展のための方策2011とは
・どのような対策が取られるのか?
・許可更新時の加入状況確認・指導
・建設業担当部局による立入検査
・元請企業による下請指導
(2)社会保険未加入対策と今後のスケジュール
・平成24年度~平成28年度
・平成29年度以降
(3)具体的な社会保険未加入対策への取組み
・「建設業法施行規則の一部を改正する省令」及び「建設業法第27条の23第3項の経営事項審査の項目及び基準を
定める件の一部を改正する告示」
(平成24年11月1日施行※ただし、経営事項審査の項目については平成24年7月1日施行)
・社会保険の加入に関する下請指導ガイドラインを制定(平成24年11月1日施行)
・建設業法令遵守ガイドラインの改訂(平成24年7月31日付で改訂)
・「建設業者の不正行為等に対する監督処分の基準について」の改正(平成24年11月1日適用)
2.社会保険・労働保険の基礎知識
(1)社会保険・労働保険とは
・社会保険・労働保険の内訳
・社会保険とは・労働保険とは
・加入単位と対象保険事故
・保険料について
【計算演習】月給20万円の社員を社会保険・労働保険に加入した場合の1ヶ月当たりの負担額について
(2)社会保険・労働保険の加入基準(会社)
(3)社会保険・労働保険の加入基準(従業員)
(4)社会保険・労働保険の手続き
3.今後必要になる取組と一人親方の基準
(1)社会保険・労働保険に加入する手続き
・社会保険・労働保険に加入する手続き(会社)
・社会保険・労働保険に加入する手続き(従業員)
(2)一人親方と労働者の違い
・一人親方とは、労働者とは
・一人親方の判断基準
・労働者性を否定する要素
・一人親方増加の抑止に向けて
4.質疑応答
根拠・関連する活動歴
・平成24年3月麹町21クラブ様主催「建設業における社会保険未加入問題への対策と社会保険労働保険の基礎知識」
・平成24年9月某企業様主催「建設業における社会保険未加入問題への対策と社会保険労働保険の基礎知識」
業務外の講師への取次は対応しておりません。