内 容
■太神楽曲芸(だいかぐらきょくげい)
江戸時代に、伊勢神宮、熱田神宮、西宮神社の神官が、神様の代わりとして全国を廻り、獅子舞を行ったのが始まりで、このときに共に演じられたのが太神楽曲芸。
太神楽曲芸の代表的な演目である傘回しの曲芸には、傘の形が「末広がり」である事から、次第に「ご繁盛、ご繁栄」の願いが込められるようになる。
■演目の一例
◎傘の曲:傘の上で、鞠(まり)や湯のみ茶碗を廻す芸。傘の形が「末広がり」で縁起が良い曲芸です。
◎五階茶碗:台茶碗(墢/はつ)を顎に立て、その上にお茶碗を積み上げていく芸。「皆さまの幸せも積みあがります様に」の願いが込められています。
◎輪:皆さまの平和(平らな輪)を祈願して、輪(リンク)を投げます。
◎出刃皿:出刃包丁の上で大皿を廻す芸。刃物で邪気を切り祓い運勢がさら「皿」に良くなりますように。
◎水雲井の曲(みずぐもいのきょく):お茶碗に入った水が噴水の様に。
◎鍬の曲:鍬(くわ)の上に水の入ったコップを乗せて振り分けます。農作物の豊作を願って作られた曲芸です。
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