想定する対象者
親子であるからこそ、「どうしてこうなのだろう?」と深く悩むことがあります。
エニアグラムは、生まれながらにそれぞれ「本質」を持って生まれてくるという考えが基本です。
親子でも相手の行動が理解しがたいのは、タイプが違うことに起因すると考えると、親子共に気持ちが非常に楽になります。
相手のこと、そして自分のことを理解することを目的としたこの講座を通して親子、家族のさらに良好なコミュニケーションを図り、笑顔で過ごせる考え方を学びます。
提供する価値・伝えたい事
エニアグラムは人間の9つの本質を研究する人間分類学です。
エニアグラムを学ぶと、それまで気づかなかった自分の感受性の根拠や行動パターンを発見できます。
また、家族や周囲の人々のこともよく見えるようになり、余裕を持って相手との距離をとることができるのです。
その余裕が、笑顔につながると確信しています。
私たちは、「自分がしてほしいことを相手にもしましょう」と教わってきました。
確かに、自分がしてほしいことと同じことを相手にしてあげることは大切であり、思いやりにつながります。
しかし、自分と相手との価値観や動機が大きく異なるときには、相手のためと思ってしたことが必ずしも相手が喜ぶとは限らない、逆に嫌われてしまうなどということもあるでしょう。
人が行動する際の源となる価値観・動機は、それぞれ異なるということを明確に認識する必要があるのです。
もちろん一人ひとり個性があり、タイプは無数にありますが、性格により9つのタイプに分類したものがエニアグラムです。エニアグラムは、「人間は誰でも9つある性格タイプのうちどれか一つに分類されて生まれてくる」としています。
そう理解ができたときに、私も自分の子どもに対して全く違う見方ができるようになりました。
「こうあってほしい」という自身の思い込み、捉われから解放された気がしたのです。
息子のすることに笑顔を多く向けられるようになったのです。
「子どもと自分は違う個性、違う価値観」、ということが言葉だけでなく腑に落ちました。
親子のコミュニケーションがエニアグラムを学んだことで非常に良くなった経験を活かし、この知識を多くの保護者の方に伝えたいと強く思うようになりました。
日頃は企業研修で活用しているエニアグラムですが、今回は親子のコミュニケーションということで自分の経験談もお伝えしていこうと思っています。
今回は短時間なので、エニアグラムを深く伝えることはできませんが、
「違い≠間違い」ではないことを納得いただき、自分と違う価値観を持つ子どもに対して気持ちに余裕を作れるようになるところまでは目指して進めます。
約二千年前にイスラムの秘法として生まれ、現代アメリカで科学的に甦った「人づきあいの心理学」に触れ、親子のコミュニケーション力に磨きをかけましょう!
内 容
■エニアグラム概要説明: 人間学を通した自己理解
⇒人間学「エニアグラム」の理論に触れ、理解を深める。
■自分のタイプを知る:チェックシートによるタイプ診断
⇒自分がどのタイプに属するかを知り、客観的に把握する。
■人間理解のためのタイプ別分析
1.各タイプの長所
2.各タイプの特徴
■各タイプの特徴から自己と子どもとのかかわりを振り返る
業務外の講師への取次は対応しておりません。