想定する対象者
建設業経営者、労務担当者
提供する価値・伝えたい事
国土交通省では、建設業の元請事業者に対し、「平成29年度以降は社会保険未加入の業者と契約しない」「建設現場に社会保険未加入労働者を入場させない」と指導していますが、2次3次下請業者の従業員から「手取りが減るなら社会保険に入らない」「今さら厚生年金を掛けてもどうせもらえない」という声や、経営者からは「従業員の説得の仕方がわからない」という声をよく聞きます。社会保険は、健康保険と厚生年金がセットになったものですが、加入すれば老後の年金だけでなく、加入期間中の死亡、障害、入院、休業などに対して手厚い保障がついていますので、従業員の方には加入によるメリットを理解していただくことが大切です。また現在、老齢年金の受給には25年以上の年金加入期間(国民年金と厚生年金の合計期間)が必要ですが、法律改正によって10年以上あれば受給できるようになる見通しです。
本セミナーでは、何となくわかりづらい社会保険制度の仕組みを専門家である社会保険労務士が丁寧にわかりやすく説明します。
内 容
・国土交通省による取り組み、平成29年度目標
・平成29年度以降に向けた元請事業者への指導内容
・社会保険未加入業者に対する建設業許可、経営事項審査でのチェックと通報
・社会保険とは何か(国民年金、国民健康保険、建設国保との違い)
・社会保険の加入基準(事業所単位、従業員単位)
・1人親方は社会保険に加入できない
・1人親方と従業員の違い
・社会保険に加入した場合の従業員のメリット(掛金、保障、年金)
業務外の講師への取次は対応しておりません。