想定する対象者
日本は職場で働くひとの総数は6,700万人で、その30%が55歳超えの高齢労働者の国です。高齢労働者の災害発生率はさらに高く、休業4日以上の災害に占める割合は40%です。
提供する価値・伝えたい事
高齢社会においては、高年齢労働者がその活力を失わずにその能力を十分に発揮することが必要であり、そのような職場を作っていくことが、本人のためにはもちろんのこと、企業や社会全体の活力を維持するために非常に大切なこととなっています。
内 容
高齢労働者の被災が多い原因は、次の特性に代表されます。
【1. 高齢労働者の精神的特性】
・熟練者にありがちな慣れによる事故が起きる。
・危険性を低く見積もりがちで意図的な不安全行動が起きる。(以下略)
【2. 高齢労働者の肉体的特性】
・目の焦点調節が難しくなったり、色彩の判別が難しくなったりする。
・戸外から場内に移動したとき明暗に慣れるのに時間がかかる。(以下略)
【1に対しての対策】
基本はこれまで述べてきたヒューマンエラーの発生防止対策です。
・十分に作業手順を理解し守るようにコミュニケーションを取る。(以下略)
【2に対する対策】
・取扱物の重さが一目でわかる、重量ごとの色表示をする。
・滑りやすい歩行路をなくし階段に手すりを設ける。(以下略)
まとめ
根拠・関連する活動歴
・労働新聞に執筆「安全とヒューマンエラーは万人のもの}
講演の実績
安全をデザインするNPO法人品質安全機構 村田一郎 研修・講演の実績
no 開催日 テーマ 参加人数 開催地 業界 対象層 講演演題
1.2019/6/19 安全大会研修 130 東京 建築本部 経営幹部、協力業者 安全とヒューマンエラーは万人のもの
2.2018/4/19 安全大会研修 800 東京 ビル管理 経営幹部、協力業者 安全は、目的ではなく手段。3.2018/9/8 安全大会研修 500 東京 情報産業 経営幹部、協力業者 安全は、目的ではなく手段。
(以下略)
業務外の講師への取次は対応しておりません。