想定する対象者
北朝鮮住民は閉鎖国家で暮らし、その大半には移動の自由がありません。国内のみならず国外にいても相互に監視し、最高指導者への忠誠心が足らなければ、密告し合うというシステムを敷いています。この「閉鎖」「相互監視」が、金日成国家主席、金正日総書記、金正恩朝鮮労働党委員長という3代にわたる世襲を支えています。この頑強な独裁体制に生きる北朝鮮住民の本音はどこにあるのか解説します。
提供する価値・伝えたい事
日本の安全保障上の脅威である北朝鮮はどんな住民たちから成り立っているのか最高指導者と住民たちの心の距離は、どういう時に縮まり、どういう時に広がるのか。日本と価値観の異なる隣国のことを知り、今後、北朝鮮とどう向き合うかを考えるヒントを提供したいと思います。
内 容
北京での取材記録をもとに
①北朝鮮を取材するということ
・そもそも北朝鮮とはどういう国か
・閉鎖国家/住民相互監視/忠誠競争で成り立つ特異な体制
・その取材対象はどんな人たちなのか
②私が会った北朝鮮の人々
・神経質な音楽家
・太っ腹な工作員
③国際社会の中の北朝鮮
・北朝鮮の外交戦略とは
・北朝鮮が核開発する理由
④日朝関係の今後
・拉致問題をどう考えるか
・日本はこのやっかいな隣国とどう向き合うべきか
を中心にお話しします。
根拠・関連する活動歴
2004年度の1年間、中朝国境の延吉(中国吉林省に滞在、2005~10年ならびに13~17年、北京に駐在しながら北朝鮮情勢を専門的に取材してきました。
業務外の講師への取次は対応しておりません。