提供する価値・伝えたい事
アルバイトでミスが多かった事がキッカケで、「自分は発達障害かもしれない」と検査を受け、ADHDと診断されたのは大学生の時でした。
診断された時は、ショックよりもどこかスッキリした気分になったことを覚えています。「自分がどんなに頑張ってもできなかった理由がやっと分かった」事に安堵しました。
発達障害で苦しんでいる方は、まず“自分にとってどういう環境が心地よくて、どういう時にストレスを感じやすいのか”というポイントで自分を見つめ直してみることをお勧めします。たとえるなら、自分自身の特性の“棚卸し”をするようなイメージです。
うつ状態にある時は自分に自信が持てず、ダメなところばかり見えてしまいがちですが、そんな時には友人や周りの人の力を借りて、ポジティブに考えられるようなきっかけを是非作っていただけたらと思います。
私もうつ病で休職中に、初めて発達障害を持つ当事者の集まりである“自助会”にも参加してみました。そこには自分と同じような困りごとや悩みを抱えた仲間がいて、具体的なアドバイスをもらえたりしました。自分の状況を改善していく上で、当事者同士の交流は私の心の支えになったように感じています。
それから私は「自分がやりたかったことをちゃんとやろう」と考えるようになりました。そして、それまで封印していた音楽活動を再開し、子どもの頃から大好きだったピアノを再び弾き始めるようになったのです。
ピアノを弾くうちに、心が少しずつ癒されていくのを感じました。相手を優先しすぎたり、自分一人で頑張りすぎてしまったりすることで、うつ状態になってしまうこともあるのではないでしょうか。今では自分を最優先して、好きなことをやってみることも大切だと思います。
内 容
発達障害について、ご自身の言葉でのお話と、
オリジナルの「応援ソング」、名曲のカバー など織り交ぜながら進めます。
ピアノもキーボードも無い会場では、キーボード持参も可能です。ご相談ください。
業務外の講師への取次は対応しておりません。