人生100年時代の学校教育を考察する

宮田純也
みやたなおや

意識改革

宮田純也
みやたなおや

一般社団法人未来の先生フォーラム 代表理事 横浜市立大学 特任准教授
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想定する対象者

主として教職員向け

内 容

「教育改革」は戦後から絶えず叫ばれていると言われています。しかし、今日のものは情報通信技術がもたらす根本的な社会構造の転換によって起こっているという点が従来とは異なるものでしょう。私たちの生活や社会が大きく変わる中で、私たちが信じていた規範や常識に対しての問いを生み出していると言えるのではないでしょうか。それが学校教育にも派生し、様々な物事への問い直しが起こっている状況だと考えています。
産業革命期の明治時代につくられた近代学校教育は読み書き算盤に代表される認知スキル、つまり産業革命によってもたらされた「機械の時代」に適応する教育を実施してきました。しかし、90年代に起こった情報革命によって、そのスキルは非認知スキルなど高次化することになり、「人の時代」が到来しました。これによって、学校教育も変革が求められています。
そこで、本講演では拙編著『SCHOOL SHIFT あなたが未来の「教育」を体現する』(明治図書出版)と監修『16歳からのライフ・シフト』(リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット著:東洋経済新報社)の内容を基にして、私たちがいま生きている社会と学校教育の構造変化を歴史的に考察し、学校教育の中心になっているDXや探究学習などの今日的意義を解説します。これによって、これからの学校教育の姿と変わる方向性を考察します。

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