桐竹繭紗也
きりたけまさや
乙女文楽人形遣い
乙女文楽人形遣い
フリーで、自作の浄瑠璃人形と共に、人形舞を中心に幅広く活動を続けている。古典をベースに津軽三味線、和太鼓、尺八の他、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、二胡等との共演に取り組んでいる。海外公演も多数。2004年1月より桐竹繭紗也の芸名を頂く。
属性 | 音楽・芸術関係者 |
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属性 | 音楽・芸術関係者 |
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講師ジャンル
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文化・教養 | 演芸・演劇 |
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プランへ移動桐竹繭紗也のプロフィール
■経歴・活動歴
兵庫県淡路島出身。本名:木村真奈美(旧姓:坂本)
1988年人形劇団クラルテ入団。全国の小学校、親子劇場などで公演活動を行う。
1996年に独立し、以前より取り組んでいた「乙女文楽」の活動を、本格的に始める。浄瑠璃人形の製作には、故・三世由良亀氏に師事。人形操作は、吉田光子氏(腕金式)に手ほどきを受け、現在、桐竹政子師(胴金式)に師事する。
「狂言」「小謡」を大蔵流狂言方、安東伸元師に師事。「日本舞踊」を故・藤間勘二郎師に師事。2004年1月より桐竹繭紗也の芸名を頂き、現在はフリーで、自作の浄瑠璃人形と共に、人形舞を中心に幅広く活動を続けている。古典をベースに津軽三味線、和太鼓、尺八の他、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、二胡等との共演に取り組んでいる。
■活動歴
1996年、乙女文楽の活動を本格化した年、ハンガリーウニマ大会に参加。奈良・徳願寺にて和太鼓と共演。
1999年ドイツのフランクフルト、デュッセルドルフにて津軽三味線と共演。2000年スイス・トゥーン城にてヴァイオリン、コントラバス、尺八(現代音楽)と「鷺娘」を上演。講談師・一龍斎貞心ジョイント公演「夢幻抄」が、芸術祭演芸部門優秀賞を受賞。イタリア・ミラノにて大阪市オリンピック誘致のため、和太鼓・篠笛と共演。2003年、八王子人形座(東京都無形文化財)アメリカ公演にスタッフとして同行。2004年〜05年には、アジアン・カルチュラル・カウンシル・フェローシップを受賞し、インドネシア、アメリカにて公演。2006年には、ニューヨークにて「千年待ち」の舞台に出演。
主な作品に、艶容女舞衣、黒髪、鷲娘、日高川入相花王などがある。
■乙女文楽
「乙女文楽」とは、昭和の初年に大阪に誕生した少女達による一人遣い人形芝居の今日までの総称。
盛んな頃は腕金式の「娘文楽」と銅金式の「大阪乙女文楽」「女文楽」の三座があった三人遣いの文楽人形を一人で遣うのが人形遣いの生の身体の動きを、そのまま直接に人形の動きに置き換えようとするもので、人形の身体を遣い手の頭と左右一本ずつの細紐で連結。手は人形の着物の両の袂の後ろから遣い手が手を突っ込んで、人形の手を持ち、足は遣い手の膝頭の下に結わいつけている。
遣い手の身体への固定の仕方には、遣い手の二の腕の上部に人形をつけた腕金と呼ぶ碗曲した棒金具をひっかける(腕金式)と遣い手の腹胸部に胴金と呼ばれる人形取り付け装置の着いた胴巻を締め付けて人形を固定する(胴金式)の二つの方法がある。
現在、腕金式は大阪市に、胴金式は神奈川県平塚市に残る。この人形の変わった点は、あらゆる人形が胴串(心串)を握って遣うのに対し、胴串を持つ事が無いということ。目、口、眉などを動かす場合は、その作動器である胴串のチョイに臨時に指をかける。
乙女文楽の誕生は、文楽座の焼失等で文楽が衰退した大正末年から昭和初年にかけての事であった。素人浄瑠璃が盛んで、林二木(じぼく)という技量自慢が大阪新世界のラジウム温泉で、素人浄瑠璃の人寄せ策として宝塚少女歌劇にあやかって少女による一人遣い文楽を発足させた。
業務外の講師への取次は対応しておりません。