生涯現役で社会貢献しよう。

田邉康雄
たなべやすお

ライフプラン

田邉康雄
たなべやすお

労働安全コンサルタント 生涯現役エンジニア塾 塾長
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想定する対象者

定年退職予定者。理系を主たる想定聴衆者とするが、文系にも通じる話をする。定年退職後も(毎日が日曜日ではなくて)社会との繋がりをもって生きたいと願う人が潜在顧客。
少子高齢化、団塊世代の大量定年退職の世相に加え、100年に一度という大不況を契機として、雇用する側の組織は「雇用設計」を、そして被雇用される側の従業員は「人生設計」を見直す必要性が大きくでてきた。
組織にとっては自社従業員が組織の重荷となることなく自力で大不況を乗り越えてもらうことが大きな課題。
一方、従業員にとっては組織に大きく依存せずに生きる道を探ることが大きな課題。両者の肩の上に共通の課題が課せられている。

大局的に概観すると、高齢者は年金暮らしで家庭に引き込み、その年金を若年者が負担している。こんな構図が定着化しつつある。 
端的に表現すると、高齢化にともなって増加する高齢者は働かずして豊であり、若年者が独楽鼠のように働いていながら貧困である。この傾向を現下の大デフレが拍車を掛けている。
すなわちデフレによって老若年代間の貧富格差が増大しつつあり、この現象が少子化にさらに拍車を掛けている。

これでは、国家基盤が脆弱化、国力が低下する。国力が低下すれば国民生活は窮屈になる。よって高齢者も健康であるかぎり、お世話になった国家のために貢献しなければならない。
国家は、このような高齢者が生きがいをもって社会貢献できる枠組をつくる課題を抱えている。一方、国家を構成する組織は、国家がその枠組みを作るまで待っている訳には行かない。
高齢者の知恵の活用なしには、もの作り日本の明日はないからだ。よって組織にできるところから、やって行かざるを得ない。

提供する価値・伝えたい事

「田辺の高齢者社会貢献5段解説」を提唱。
講師の40年に亘るエンジニア実績から生み出された[生涯現役で仕事をするための法則]で、『マズローの5段階欲求』になぞらえて5段階の法則としている。
 定年後も生涯現役で仕事を続けていくために、高齢者者自身が心がけるべき法則。
・第1段階:他人に迷惑をかけない貢献(とくに認知症になると迷惑をかける)
・第2段階:PPKを成し遂げる貢献(ぴんぴんと丈夫で長生きしてころっと死ぬ)
・第3段階:無償で社会奉仕する貢献(地域消防団活動や地域美化など)
・第4段階:りっぱに収入を上げる貢献(年金をもらう側ではなくて税金を払う側)
・第5段階:後進者の育成をする貢献(生涯現役の道を指導する)

*マズローの5段階欲求(ウィキペディアより)  アメリカ合衆国の心理学者・アブラハム・マズローが、『人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである』と仮定し、人間の欲求を5段階の階層で理論化したものである。又、これは、『マズローの欲求段階説』とも称される。

内 容

組織が求めている人材は、組織内でポストを求めて出世競争に乗る人ではない。そのような人材はすでに満ち溢れている。そうではなくてポストを求めずに技術者は技術者としてその職務に専念する人材。例示すると、島津製作所の田中耕一さんのような人材。エンジニアなら、エンジニアとしての職務を、組織が定めた定年にいたるまでエンジニアとしての職務に専念する人材。そして定年後は、組織にまったく依存せず独力で生活する人。このような人材を育てる効果は組織にとって計り知れないほど大きい。すなわち見返りを求めずに組織に貢献する人材の育成。

一方、エンジニア側は別の見返りを求める。組織から得る見返りではなくて社会から得る見返りである。社会貢献して得られる見返りである。それが生涯現役エンジニア。これを達成するためには、必要資格を取得する必要がある。例示すると、技術士、中小企業診断士、労働安全衛生コンサルタント、環境カウンセラー、通訳案内士などの有力資格。組織内で毎日業務多忙に過していると、これらを取得する時間がない。しっかりとした人生計画を立てて計画的に資格取得を図る必要がある。そのためには、啓蒙を受けることが必要である。

講師は、生涯現役で仕事をするため、特に自身の経験からエンジニアがエンジニアとして生涯仕事をしていくための【生涯現役エンジニア】を提唱しており、同名の著書(丸善)がある。

根拠・関連する活動歴

・公開講演「生涯現役エンジニアになろう!」(継続開催中)

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