想定する対象者
安全大会に参加なさる建設会社の社員の方、協力会社の職人さんたちが対象
建設(工事)現場の職人さんたちは、技術はプロフェッショナルであっても、対人関係力についてはどうでしょうか。お施主様と話しやすい関係を築き、近隣の方に好意的に接していただくためのコミュニケーション力はまだまだ不十分だと感じます。挨拶はしても無愛想に見える、怖そう、話しかけにくい、話すとぶっきらぼう等、お施主様に誤解を与えるような言動や振舞いに、職人さん自身も気づいていないことが多いようです。自分が気づかないところで相手を不快にしていないか、誤解を招くものの言い方や接し方がないか、改めて自身のコミュニケーション力を見つめ直す機会にしていただきます。
提供する価値・伝えたい事
建設現場の技術(施工)の品質はよくて当たり前。現場の評価は、その現場に携わる職人さんで決まります。お施主様や近隣の方々は、黙って評価をしています。お施主様と話しやすい関係を築き、近隣の方に好意的に接していただくためには、日常の様々な場面で、上手なコミュニケーション(ものの言い方や接し方)を行うことが求められます。それは、毎日の挨拶から始まり、ちょっとした声かけや気配りある言動が、お施主様や近隣の印象、安心感、信頼づくりに繋がります。「会社」「技術」「品質」に加えて、「現場力=対人関係力=コミュニケーション力」で差別化を図る時代です。技術力+現場のコミュニケーション力向上で、ファンづくりを目指すことを強調します。
内 容
1.建設現場の職人さんに求められるコミュニケーション力
(1)お施主様や近隣の方との円滑なコミュニケーション
は、印象度、安心感、信頼に繋がる
(2)コミュニケーションのきっかけは、笑顔で挨拶、一声か けることから
(3)きれいな現場も、お施主様や近隣と心を通わせる大切な コミュニケーションの道具
2.第一印象から次のステージへ よい印象を積み上げる
(1)第一印象 好感度を高める重要ポイントを実践
(2)挨拶にもう一言プラスαを添える
(3)挨拶の次は、さわやかな自己紹介でお施主様、近隣の方 に印象づける
(4)挨拶と気配りトークのトレーニング 全体・ペア確認
(5)明瞭な声づくりと表情筋のトレーニング ペア確認
3.状況別の応対コミュニケーション
◆近隣の方
(1)お願いをする ペア実習
(2)先手の声かけ、ご迷惑をかけることへの断り ペア実習
(3)申し訳ない気持ちが伝わるお詫びの仕方 ペア実習
◆お施主様
(1)お施主様からの指摘についての対応 ペア実習
(2)お施主様の指摘・クレームについての対応 ペア実習
(3)お施主様へ電話をかける、受ける ペア実習
4.コミュニケーション上手になって、お施主様や近隣をファ ンにしよう
根拠・関連する活動歴
安全大会の講演は、約5年間にわたり、某ハウスメーカー様からの依頼で各地を回ることとなりました。その折に、より現場に沿ったマナー・コミュニケーションの重要性をお伝えするために、現場に出向いてのヒアリング、打ち合わせを綿密に行ない、必要なエッセンスをプログラムに落とし込みました。ロールプレイングのケーススタディも、現場に沿った内容だと毎回好評でした。この後、アレンジを重ねて今日に至り、数多くの安全大会でお話しさせていただいております。
業務外の講師への取次は対応しておりません。